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髭 presents アイタイシタイ w/ paionia @ 新代田FEVER(2022.11.30)感想 -① paionia
何回会ってもすぐまた会いたい髭ちゃんとずっと会いたかったpaioniaの2マンライブ、アイタイシタイに行ってきました。最高でしかない夜でした。
まずはpaioniaについて。
Vo./Gt. 高橋勇成さん、Ba. 菅野岳大さん、Dr. サポート佐藤謙介さんの3ピースバンド。
前から気になっていてライブに行ってみたいと思いながら果たせずにいたのですが、10月に配信開始された『わすれもの』で完全にやられて早く行かなきゃってなって、もろもろ調整して何とかこの日に行くことができました。
『わすれもの』の何がいいって、音が全部好きなのは前提として歌詞が。
最初の「過ぎた人の夢を見て あの頃が堰を切る」で何十年も前に過ぎた人のことを思い出したりとか、その後もいちいち自分ごととして刺さってきて、寂しくて切ないのに優しくて大好きです。
歌を聴いてて溜まっていった思いがアウトロでわーって高まって、最後の壊れるみたいな音で泣きそうになりました。最近よく聞くアウトロ聴かないとかいう奴、ちょっとそこに座ってこれを聴け。と言いたい。
MVもめちゃめちゃよくて!
ベルボーイとかくまちゃんパパとか出てくる人たちの全部が愛おしくて、ひとりひとりの物語を想像してしまいます。
『わすれもの』配信開始の夜、ちょっと聴いてから寝ようかと思ったらそのままずっとやめられなくて延々リピートして聴いて、MVを見ていました。
ライブで聴いた『わすれもの』は高橋さんの声が、優しさが直接沁み込んでくるみたいでたまりませんでした。
謙介さんが何か叩いて出していたグロッケン?の音とかもとてもよかった。
※追記
『わすれもの』のライブ映像もアップしてくださっていました。嬉しすぎる。
この日のライブは『跡形』始まりで、最初の音から引き摺り込まれました。
ナマで聴く高橋さんの声は音源よりもっと澄んでいて美しくて、ロックバンドのライブで変な感想かもしれないけれど、うっとりしながら聴いていました。
それから何と表現したらいいのか難しいのですが、菅野さんのベースのダダダダって同じ音を刻むみたいなやつがめっちゃ好きです。高橋さんの声とギターと謙介さんのシンバルと全部がひとつになってるみたいな中で、その刻まれた音にぐっときます。
11月最終日なのでやるかなどうかな? と思っていた『11月』を聴けたのも嬉しかったです。
音を鳴らしてるときはひたすらかっこいいのに、MCになると急にほのぼのするのも好きでした。
高橋さんが楽屋で髭の須藤さんとお話ししてたときのことについて、須藤さんは自己肯定感を自覚させて、それを高めてくれる。自分もそんな大人になりたい。いやもうだいぶ大人だけど。みたいなことをおっしゃってて、何それ素敵って思いました。
最後の曲は須藤さんがMCでいちばん好きとおっしゃってた『人の瀬』。私も大好きです。ライブ音源あげてくださって嬉しいです。
気持ちよさと切なさといろんな感情に圧倒された、最高のライブでした。
帰ってからも全然余韻が覚めなくて、この日やった曲をずっと聴いています。
ぜひまた髭とpaioniaと一緒にやってほしいですし、それ以外のpaioniaのライブにも、もっと聴き込んでぜひまた行きたいです。
余談
私が初めてpaioniaというか高橋さんを認識して「!!!」ってなったのは、Helsinki Lambda Club『パーフェクトムーン』のカバーを聴いたときでした。ヘルシンキ勢の皆さんもこれを聴いてやられてほしい。
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