2024の全て
もう2024も終わるので、この1年の言ってなかったこととか印象的なことをまとめておく。
2023/12/27に下北沢学生音楽祭2023WINTERの前祭にて、初めて自爆のサポートギターとして3人編成でスタジオライブをしたところから始まっている。
わざわざリッケンバッカーをメルカリで落とし、上裸でギター2本とドラムというking brothersスタイルで、なんだかよく分からなかったけれど最後の最後にギターからシールド抜いて、ワウと手に触れた時のノイズでぐちゃぐちゃにして終わった記憶がある。無料だったし、お客さんも意外と居た記憶。
僅かな記録がここに残ってた。
そこから年明けに、国歌のTikTok動画をアップロードしようとコツコツ作っていたのだが能登半島地震が来てしまい、あまりにも不謹慎ということでお蔵入りさせた。
1/4 下北沢学生音楽祭
この日が1つピークとなった。
敢えてそう呼ぶなら、第1期自爆の終わり。
学生無料ということもあったり、TikTokのバズの影響がまだまだ残っていて、ギターはじっつーだったし、結果としてmona recordを入場規制ぐらいギチギチにした。ほんとに人が入らなくなってた。だいたい130~150ぐらい。
ほとんどライブしてなかったし、評判とか無いはずなんだがインターネットの力でここまで集客できるのかとすごく驚いた。
駅前で路上ライブ＆ビラ配ってたら、外国人のフォトグラファーに写真撮られた。
その日の模様
その1週間後にいきなり千原せいじさんから下北沢の店(しかもmona recordの真下)でご飯食べよう誘われ、初めて芸能界というものに触れた。
ちなみにそこにいた別の方と話してた流れで急遽福岡遠征も決まったり、全国バンド図鑑に乗ることになったりした。このスピード感たるや、恐ろしい。
1/19 歌田真紀 生誕祭@下北沢近松
イベンターの方から突然DMが来て、しかも夜中の出番というなかなかハードなライブだったが、面白そうだということで出演。
以前ササキとガンジーと鍋を食べた時があるのだが、そこで歌田真紀のYouTubeを見せてヤバい才能がいるという話をして、そこから１ヶ月くらいで対バンとかめっちゃビビった。
同い年のアーティストとは本当に思えないし、今年色んなバンドマンとかアーティストに会ったけど今でもめちゃくちゃ尊敬している。というかオーラの出方が異常。この日以降会うことはなかったが、またどこかで話してみたい。
早朝にライブが終わり、いても立っても居られなくなった我々は下北沢のスタジオに入ってセッション開始。｢バンドをやってる｣を作った。
その次の週は俺ん家で合宿、というものの音楽談義ばかりでほとんど作業が進まなかったな。
2/4.5仙台遠征~新宿Marble
第2期自爆の始まりでもありピークでもあったような日。初のメンバーフル遠征で初めて深夜バス乗ったし、テンションもふわふわしたままライブ。完全に何か殻を破った日だった。
佐藤凌駕と大日本帝国ズ・自爆・スウィンドルズの3マン。
動画で見てきた帝国ズに完全にあてられ、我々は45分尺だったものの開始3曲で暴れすぎてササキのギターがダメになり、演奏不能に。
完全に持て余した時間をセッションやら即興カバーやらで誤魔化していたが常に全員が脳みそフル回転にして、何がやれるか、何ができるかを模索しては試し、幼少期のチームスポーツをしていた記憶が蘇った。
最終的には尺をフル無視した国歌へと突入し、汚駄物がドラムを放棄しステージ上で叫び散らかす始末。多分ライブ後記がある気がするが、俺としては過去一楽しかった。
何やっても許されて何やってもお客さんが反応してくれるこれ以上ない空気だったな。この日を境に、圧倒的なライブに対する自信を得た。
その勢いで雪の降る新宿に降り立ち、初めてメアリーズの願望と現サポートドラムの独尊が見に来てて、おれはテンションが浮ついたまま苛立ちも相まって破壊、弁償することになった。
確実にこの2日でライブというものに対する考えや捉え方が変わったと思う。未だにすごく印象的。
4/28 綾瀬川溺死寸前@高円寺スタジオDOM
2月以降、着々とライブ回数を重ねノルマを払いつつ経験値を積んでいた所に突然長文メールが。
その時はまさかここまでの付き合いになるとは思わなかったメンツ。対バン相手にもそろそろ期待しなくなってた頃だったから、自分達に集中しまくってた記憶だけど、それでも会場の熱気や空気感はこれまでにないモノでワクワクした。
普通に聞いてたおそロシアが見れただけでも凄かったのに、最後の九蓮宝燈で1番客が上がっててなんなんだこいつら、となった記憶。
5/4 鳥類憐れみの令@永山FREE AS BIRD
なんだかんだ初企画。突然DMで企画やりませんかと連絡来てやってみたけど色々学んだ。店長が90年代インディーズシーンの生き証人、G.I.S.Mなんかと喧嘩してたらしい。ほんとに良い箱。
5/20 五月革命 @下北沢近松
色々な縁が繋がって企画になった。
この後何回も近松にはお世話になることに。
この日は出会いが凄かったけど、そのおかげでまた色んなこと考えさせられた。夢との距離感が変わった瞬間。客層も変わった感じがした。昨年はTikTokからのミーハーもいたんだけど、一気にライブハウスに通うサブカル層に。未だにこの感じで見られてるのは変わらない気もするなー。
企画に向けてライブの精度を仕上げていたので、その後ruggirl企画やろく夜はグルーヴ感よくやれた気がする。そこでも出会いがあった。
6月は福岡遠征があったり、初めてレコーディングやってみたりした。色々戸惑うことも多かったし、何をしたらいいのか分からないという悩みがずっとあった。
そこで、MV作ってないな、って話とこの時期から既にちょっとずつ次の企画に向けて動いていた気がする。
今年通して、企画がライブ活動のエネルギー源になったのは間違いない。
7月
ピーズのリキッドに行って、めちゃくちゃハマった。この頃からバンドの中で、ロックンロールというものに対する拘りが強くなっていった気がする。
MV撮影もした。猛暑の北千住にて。ササキがかなり頑張っていたのを覚えてる。
8/11 電脳弁慶@下北沢ろくでもない夜
この日の話は散々した感じがするんだけども、もつ俺から言うことはほとんど無くて、この日来てくれた人の記憶に残っていればと思う。ちなみに後に共催をやる3組、初対バン。
この日の模様を全部入れたコンピ。急遽のコラボも収録してます。これは何度も言うけど、乱痴気外×九蓮宝燈の牧歌はとんでもなく良い。この2組を知らない人も１回聞いてみて欲しい。是非。
このあとも何本もライブがあって全部で8月は6本ライブをした。感覚は4月に似ていた。
この時期から少しギスギスし始めた気はする。
9/21 大日本帝国ズ企画@仙台FLYING SON
対バンは、THE DELICATE POINT・スウィンドルズ・THE KING OF ROOKIE・自爆・佐藤凌駕と大日本帝国ズ。
この日が第2期のピークかもしれない。死ぬほど楽しかった。ライブもめちゃくちゃ上手くいった。なぜだろうか、仙台はいい思い出しかない。
その裏では、熱笑系の用意や会議に明け暮れ、一方でバンドについて悩みトプシクルーの安藤さんに会いにタイ料理屋で相談したりもした。
10月は乱痴気外企画をきっかけにハードコアや即興演奏に出会い、音楽の趣味がまた一段と増え、自分自身がやりたいことを見つめ直すきっかけになった。かなり衝撃を受けたかもしれない。
11/1 熱笑系@新宿LOFT bar
色々振り返りたい所はあるけれど実は来年に残していることがあるので少々お待ちを、しかし準備はめちゃくちゃ大変だった。毎度のことだけどブッキングとアイデア出しから実行の所が難しい。しかし熱笑系を成功させたことで、イベンターとしての実力は確実についたかなと思った。社会人のメール打てるようになったし。
翌日には何故か共演者も何人か初台WALLに集まっていて、ハードコアのライブをみた。(後日聞くところによるとパンクらしい。)なかなか難しいけれど、なお興味が湧いた。
一方、11月以降バンド内部はレコーディングを控え、その流れと重圧に破裂寸前であった。
12月は衝突もあったがヒント見え、なんとか少し解決の糸口が見えてきた。
レコーディング後になんとかやる気を出せないかとYAPOOL・hotspringのツーマンをCLUBQueに見に行って、自分の方向性を再確認した。
12/21 コンビニ人間企画@初台WALL
ガンジーの大事な友人コンビニ人間ハヤカワさんの企画で、ライブを見て元気付けられたhotspring、夏以降何度も何度も対バンした千年ポプラが活休前ラスト、同い年で兄弟のようなメアリーズという対バン。
もしも来年以降変化を迎えるなら、この日は第三期の終わりとなるだろうなと思うような節目のようなライブだった。(もちろん年内最後でしたが)
電脳弁慶を彷彿とさせる客の盛り上がりと、レコーディングを乗り越えてメンバー皆レベルアップした演奏が出来たと思う。すごく楽しかった。
自分もインプロのパートが冴え渡っていた感覚があった。スポーツ選手のZONEみたいなやつ。
来年はリリースに向けてやり残したことにケジメを付けるのと、共催企画第2弾『池袋出禁』がまず目の前にやってきている。
嬉しいことに予約の幸先は良く、200枚のソールドも視野に入り始めているので、タイムテーブル公開までに予約だけして置くと良いですよ。
それ以外にも、でっかく動ける準備はしているのでマジで来年もよろしくお願いします。
勢いとかあんのかないのかよく分かんないし、自信に関しても不安定ですけどやり抜くことしか見ないようにするしか。
なにか自分としても新しい動きも出来るような予感もしている。
一言、激動すぎる。