サーフボードストレッチを落とした歌ネタ王の罪
皆さんはお笑い賞レースに何を求めますか?
自分は「斬新なネタ」と「新たなスター」だと思っています。
ところで、歌ネタ王は毎年さほど盛り上がっていませんが、この2つが足りていないからだと思います。決勝に並ぶ名前は既に知名度が高い人たちばかり。しかもそのほとんどが歌ネタを主戦としていない人たちばかり。人気者が片手間で作ったようなネタばかり並べて審査しろ、と言われても盛り上がりませんよね。
それが顕著に現れたのが昨年の歌ネタ王。
例年よりも知名度を重視したメンツで盛り上がらない中、突如現れた全く無名のメンバー。音楽に乗せて漫才を進めていく斬新なネタで会場大爆発。審査員も高評価。
「ほらやっぱみんな『斬新なネタ』と『新たなスター』をもとめてるんじゃん!!!!」
結局最終3組に残ったのは歌ネタ芸人として活躍する人たちで、結果はメンバーの優勝。初めて歌ネタ王から新たな芸人を発掘することができました。
これで完全に作り手側も分かってくれたと思ってたんです。
しかし先日行われた準決勝。自分は直接観てはいませんが、しきりに上がる「サーフボードストレッチ」という謎のコンビ名。知らない名前すぎてワクワクしていたんですが、結果落選。
後日動画が上がっているのを発見。
めっちゃくちゃ面白いじゃん!
尖ったネタでありながら、笑いのポイントはわかりやすく、天丼なので子供からお年寄りまで面白いと感じることができるし、真似しやすい。中高生がtiktokに上げまくられてる姿が容易に想像できる。
こんなにスターの可能性のある原石を落としちゃったんですか歌ネタ王さん…
しかもこのネタ、パッケージが漫才で中身が音ネタなのでM-1でもキングオブコントでもかけることができないんです。歌ネタ王が掬い上げるしかないんです。
何者でもない自分は、毎日この動画を観ることと、誰も見ないnoteで独り言吐くことしかできません。サーフボードストレッチさん、応援しています。