R-1ぐらんぷり ここで花が咲くとは

もうみんな観ていると仮定して、一応ネタバレしていると告知します。

ざっと主観で振り返ります。全員面白いのは前提です。

Aブロック

メルヘン須永
ウケはともかく色んなモノマネするスタイルのネタの方が後のTVショーオーディションと考えたら、いいんじゃないのと思いました。

守谷日和
好きなんですけど、「上手さで笑わせる」みたいなネタはハナコ、タイムマシーン3号と飽和しているのかなと。

SAKURAI
冒頭から「こりゃ勝っちゃうな…」と思いました。野田クリ推しなので、めちゃくちゃ焦りました。このスタイルは良いですよね。振り返ると全体で2位の出来だと個人的には思います。

マヂカルラブリー野田クリスタル
ウケましたね。後述します。

自分なら野田クリ2票、SAKURAI1票

Bブロック

ルシファー吉岡
解決しないまま終わりましたね…着差ほどの面白さの差異はないと思います。

ななまがり森下
良くも悪くもやりましたね笑
うちのお茶の間ではダメでした笑
チャンスの時間でロケまた見せてください笑

パーパーほしのディスコ
本当にあいなぷぅ無しのただのパーパーでした。

すゑひろがりず南條
ここもコンビネタの1人バージョン。M-1で最高なやつを観ちゃっただけに若干見劣りしました。

自分ならほしの2票、ルシファー1票

Cブロック

ヒューマン中村
すごく良くできたネタ。クオリティーと審査員の評価は結びつかないものなんですかねぇ。

おいでやす小田
Cで1番笑いましたが、ここで巻き舌かと。このネタはおいでやすのネタの中では美しくないのであんまりこれで勝ってほしくないという気持ちがありました笑
個人的には、タレント性がすごいと思ってるので、なんとかテレビ街道に乗れないもんですかね…優勝するしかないんですか…でも敗退してワーワー言うのも毎年の楽しみなんでなんとも言えないです笑

ワタリ119
完璧で綺麗なネタです。視聴者は圧倒的に支持したみたいなんですが、よく言われてる「作家臭」が審査員にも伝わったんですかね…
ここが勝ち抜くと思ってました。

大谷健太
敗者復活の個人的トップ3が大谷健太、ウエストランド井口、カベポスター永見と思っていたのですが、大谷健太は自分がめちゃくちゃ好きなだけ、と思ってたんで嬉しかったです。
敗者復活の話をすると、井口に行かせてやれよ〜と思いました。あんなにウケたのに。チャンスを掴みそうで掴みきれないところがとろサーモンと被ります。
あとZAZYの話をすると、敗者復活でのネタ、その後の配信での最終決戦用のネタを観て「ベストアルバムみたいなネタだな」「本気で今回獲りに来てたんだな」と少し悲しくなってしまいました。絶対にどこかで爆発する時は来るので頑張って下さい。ZAZY主催のオールナイトライブのnoteを書こう書こうとダラダラ先延ばしにしてしまっているので、書きます。

Cブロック自分ならおいでやす2票、大谷1票

最終決戦

マヂカルラブリー野田クリスタル
1本目より弱め+下寄りだったのでちょっとヒヤヒヤしました。モンストが受け入れられてるのかも怖かったです。

すゑひろがりず南條
1本目より良かったと思います。でも2本目という飽きとM-1も含めてのお腹いっぱい感で伸びなかったんですかね。

大谷健太
1本目の自分の好みにブッ刺さる最高フリップではなく、良くも悪くもシンプルなフリップでした。
まあ前年度チャンピオンを考えると…って感じでした。

自分なら間違いなく野田クリスタルに3票

結果的には野田クリスタル優勝、という事で、嬉しかったですね。昔から大好きですから。

マヂカルラブリーを知ったのがたしかレッドカーペットかレッドシアターかのネタで
「東芝の職員当てゲー厶」
「にーらめっこしてきったよ〜」
とヒョロヒョロの青年に一目惚れしました。たぶん初期M-1終わりかザマン始まりぐらい。

当時はお笑い熱めちゃくちゃという感じでもなかったのでそこから3,4年ぐらいは消息が途絶えます。

そして2012年、名作漫才「スサノオノミコト」でTHE MANZAI勝ち上がるも、惜しくも決勝には行けず。

その頃から魔法のiらんどでやっていた野田の日記を読み始めます。今まで野田クリの事をセンス尖り芸人だと思っていたんですが、この日記はめちゃくちゃ人間らしい部分というか、日々の哀愁みたいな物が描かれていて、衝撃を受けました。

本当は誰よりも人間味のあるピエロだったのです。

そこからは好きプラス応援の気持ちも芽生え、ずっと陰ながらエールを送っていたんですが、結果が出ず、

漫才「速達」「スモ吉」「ベランダ」「算数」などを経てついに「野田ミュージカル」でついにM-1の決勝へ…!気づけば野田クリスタルはバッキバキのマッチョになっていました。

ところが、ご存じの通り「野田ミュージカル」は受け入れられず、えみちゃんに酷評される始末…

決勝に行った時は今までの全賞レースのどの芸人よりも嬉しかったし、これでマヂカルラブリーがスターになる!と思っていたので、めちゃくちゃ落ち込みました。そこでダメだったということより「マヂカルラブリーは世間には受け入れられない」という烙印を押されたような気がして。今では完全に笑い話に昇華されましたが笑

翌年はKOCで決勝の切符を掴み、今度こそ!と祈ったものの、振るわず。ウケはしたものの印象には残らず。「シャドウ」をどうしても決勝の2本目で観たかった…

これでもダメなのか…と思っていた矢先での今回のどちらかと言えば本業ではない物での優勝。

今までの野田クリスタルの全てと、それにふさわしいネタ、時代の3つがカチッとハマった瞬間、

野性爆弾くっきーの白塗りメイクとすごく重なります。天才がゆえに自分の道をいろんな方向に広げ、そのうちの一つが時代にばっちり当てはまる感じ。

コレだったのか〜と思いました。本当に嬉しい。いっぱい売れてほしい。おめでとうございます。これからも頑張って下さい。

完全に余談ですが、まあまあお笑い知ってる母親が「マヂカルラブリー野田クリスタル」と紹介されてもピンときてなくて、紹介映像のM-1のとこでもピンときてなくて、KOCの映像がチョロっとだけ流れたところで「傘!!傘のネタの人!!」って言ってて「うちの母親渋ぃ〜!」ってなりました。
えみちゃんの件とかより傘のコントのが記憶に残ってるのがめちゃくちゃツボでした。

おめでとうございました。

追記
その母と何日か経って「今になって一番面白いのはななまがり森下」という事で合意しました。

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