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エンジェルブルーの魅力を令和に伝えたい


まーちゃろです。連続投稿4日目。

今回は、2000年代前半女児カルチャー専門家(勝手に言ってるだけ)のわたくしが愛して愛してやまない
2000年代前半女児服ブランドのトップに君臨したANGEL BLUEの令和に語り継ぎたい魅力を紹介します。

ANGEL BLUEとは?

ANGEL BLUEが発表されたのは平成元年である1989年9月。
昨年で30年の歴史を迎えました。
ANGEL BLUEと並んで2000年代前半に人気を博したmezzo pianoやDAISY LOVERSと同じナルミヤ・インターナショナルから展開されました。

1990年代後半から2000年代前半にはモーニング娘。のメンバーである辻ちゃんや加護ちゃんがテレビや雑誌で着用しており、人気に火が付いた。

広告モデルに当時二コラモデルであった蒼井優らを起用し、ベッキーとのコラボ商品も作られた。
2003年にはピチレモンのモデルから選抜されたエンジェルブルーとのコラボアイドルユニットである『ピポ☆エンジェルズ』が生まれる。
2007年からは漫画雑誌・なかよしで『夢見るエンジェルブルー』が連載される、とアパレルだけではなく多方面で展開して人気を集める。

しかし2000年代中期になるとモー娘。ブームが落ち着いたことやTシャツでも8000円近くするほど高額だったために、売り上げは落ち込み、2010年にはデパート展開から撤退。

翌2011年にはイオンのプライベートブランドとしてかつての半額以下の値段で販売された。正直中村くんのまつ毛がなかったりとキャラデザが微妙すぎた。

ANGEL BLUEにハマった理由

私も小学校中学年から高学年の頃にANGEL BLUEを愛用していた。
2006~2009年で最盛期からは過ぎていたが女児服ブランドとしての地位はまだ確立されていた。
しかし最盛期のデザインと比べるとマリンブルーやビッドピンクといった原色よりもパステルブルーやブラウンといった色が使われたり、一着についているワッペンの数が最盛期よりも少ない…といった比較的落ち着いていた印象がある。
(たまたまそういうデザインのものを買っていただけかもしれないが…)

幸いなことに当時愛用していたエンジェルブルーの洋服やバッグは実家に保管されているため、帰省した時にデザインの比較をしようと思う。
本当ならGWに帰省するはずだったのに…コロナめ…。

そんなわけでANGEL BLUEを着用していた世代ではあったものの、可愛いけどそこまで目立つデザインではない、という認識だった。

しかしひょんなことから黄金期のモーニング娘。にハマり、辻ちゃんや加護ちゃんが着用している衣装の可愛さに目が行くようになった。
調べると殆どがANGEL BLUE。

「え?ANGEL BLUEってこんなにカラフルで派手なブランドだったの?」と目から鱗。
かねてから原宿系ブランドを愛用しモノトーンよりもカラフルを好んで生きてきた私は、そんな派手カラフルなANGEL BLUEにドはまり。

こうしてANGEL BLUEを独自にネットで調べるようになり、ネットだけじゃ収まらず当時の二コラやピチレモンを購入し、
ついに見るだけじゃ物足りなかったためフリマサイトで服やバッグを購入。
まだ飽き足らず中村くんのぬいぐるみやごみ箱など雑貨類を購入…とエンブル沼に落ちていったのです。

ここがいいのさANGEL BLUE

・中村くんがありえん可愛い

そもそもナカムラくんというキャラクターに名前は付けてなかったらしく店員さんがお客さんに聞かれてとっさに「ナカムラくんです」って言ったのが定着したとかいう話。

…いやテキトー過ぎない?ナルミヤ。

ちなみに田中さんというキャラクター(下の写真の明後日の方向見てるウサギ)もいるし、
中村くんの妹の名前はハナちゃんだし中村くん可哀想すぎない?
でもこの可愛いキャラクターに中村くんっていう年2しか関わらないクラスメイトみたいな名前を付けるセンスが好きだったりする。

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そしてぱっちりまつ毛とブルーアイ、そして女児なら一度はハマる水色キャラクター。
これが愛されない理由がない。
でも水色というとアニメのヒロインではクールでかっこいい、お嬢様キャラというイメージ(セーラームーンの亜美、東京ミュウミュウのミント、ぴちぴちピッチの波音など)がありますが、水色=元気っ子というイメージを世間に打ち出したのは中村くんの存在が大きいと思います。
以降、ハートキャッチプリキュアのえりか(キュアマリン)といった水色の元気キャラも登場しています。

・目がチカチカする派手カラフルさ

1990年代後半から2000年代前半の世はコギャルが台頭し、109のショップ店員がカリスマと崇められ、浜崎あゆみや宇多田ヒカルなど歌姫が続々と表れた時代。
景気は良くなかったけどお祭り騒ぎでどこか浮足立っていた。
そんな世の中でANGEL BLUEの派手カラフルさはまさに当時のとにかく明るくて元気でうきうきした少女の心象を表すにふさわしいデザインである。

ビビッドピンクをメインカラーとするならサブカラーには黒で…という引き算は当時のデザイナーの頭にはない(と思う)。
メインカラーがビビッドピンクならサブカラーはアクアブルーとネオンイエロー、アクセントカラーは黄緑!といったメインもサブもないし全部がアクセントで味が濃すぎるデザインが当時は当たり前だった。

でもそんなはちゃめちゃさが当時の世相や少女たちの好みに反映して、高値にもかかわらず人気だったのであろう。

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上記のエンジェルブルーコラボアイドルユニット・『ピポ☆エンジェルズ』。
まさに2000年初期な衣装とヘアスタイル。


ANGEL BLUEリバイバルブーム

コロナで経済活動が世界的にストップしている今、景気回復はかなり困難であろう。
そんな今は失われた10年(いざなみ景気以前)と言われる1990年代後半から2000年代前半の世相と似ている。
政治も経済も暗く堂々と外出することすら困難な現代に、ANGEL BLUEの気が狂ったようなカラフルさを求めるようになる。

それに実際ブームは来ている。
まず2019年に音楽系エンタメサイト『耳マン』から復刻デザインがTシャツ・サコッシュ・スマホリングが発売。
その後第2弾としてロンT・キャップ・ソックスが発売された。
さらには先月に『WEGO』からトートバッグ・スマホケース・シールなどのコラボアイテムが発売された。
ただターゲット層が「当時エンジェルブルーを着ていた20~30代」になるためどうしてもシンプルでカジュアルなデザインに偏りがちだ。

個人的には、もっとメインとかサブとかアクセントとかの線引きがないような色遣いや目が行くデザインのANGEL BLUEを見たいし、
ANGEL BLUE世代でない子供たちにあのデザインの服を身に着けて、明るく強い装いでパワーを貰ってこれからの未来に立ち向かってほしい。

とか何とか言ったけど派手カラフルデザインが欲しいのは私も同じなのでキッズサイズもアダルトサイズも作ってほしい。
お願いしますナルミヤさん。

という感じでANGEL BLUEの魅力をまとめさせて頂きました。最後までご覧いただきありがとうございました。


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