人生の不思議②
自己紹介の話からの続きです。
「祖母からのSOS」
心霊スポットに行く夢を見た。夢の中で真っ暗の中、幽霊に足を掴まれた。
恐る恐る振り返ると誰かの目だけが見える。
それと同時に生まれて初めて金縛りというものに遭った。
金縛りが解けた後怖くて飛び起きた。
時期は真冬なのに汗はびっしょり。呼吸は荒くなっていた。
「今の、、、何?」
「母からのSOS」
その翌日、当時不登校真っ只中、昼夜逆転生活を送っていた私は日中まで寝ていた。母からの電話で起こされる。
「また学校行ってないことに対する文句かよったく。うるせーな」
いつものパターンか。と渋々電話に出る。
「ばーちゃん死んじゃった。」
「死んじゃった」って言う割には静かで冷静な声。いつも何かあると大騒ぎする母だったのでその冷静さが余計冗談っぽく聞こえた。
「何言ってんの??」と私。
「だから死んじゃったんだって。今からお父さんが迎えに行くから○×病院に一緒に来て」
数分後、父の車で祖母が運ばれた病院に向かう。現実を受け入れられない私と父。車内は終始無言。
病院に着くと祖母の顔には白い布が被せられていた。
父が「ばーちゃん!!」といつものトーンで呼びかける。けれどそこに返事は無い。
私はすべての状況を受け入れられないまま泣いた。
「だってこの間まで元気だったじゃん。健康診断も異状ないって言ってたじゃん。」
そしてこの一連の流れから私の霊感が開花されることになった。
「無言の帰宅から」
祖母はその日のうちに無言の帰宅をした。
そして葬儀が終わるまでの間数々の霊体験をした。
風もないのにロウソクの火が不自然に燃える。
落ちるはずのない物が急に落ちる。
深夜すすり泣く声が聞こえる。
何より辛かったのが右肩から腕にかけて猛烈にしびれたことだ。
もしかしたら祖母が亡くなったことに対する精神的なショックもあったのかもしれない。
気のせいかもしれない。けれども今まで感じたことのない恐怖。
「お父さん、肩と腕が猛烈に痛いよ」
そう言うと父は「ばーちゃんお前のこと可愛がってたからまだ離れたくないんだよ。納骨が終われば楽になるよ」と言った。
父のいう通り納骨が終わり恐怖と肩と腕の痛みは無くなった。
「祖母の死を通して私が言いたかったこと」
長々と自分の霊感が開花したことを書いてみたが、
ここで言いたかったことは「生きていれば説明のつかない不思議な出来事はある」
ということ。
祖母が亡くなったことがターニングポイントとし、私の人生紆余曲折あった。そこから年に1回ほど霊体験ではないが不思議な体験をするようにもなった。
ちなみに言っておくと霊の姿は見たことはない。
だけれども時折感じるゾクゾクする不思議体験。
このへんも綴っていこうと思う。
あとがき
特に意識して話を祖母の話をしようと思った訳ではありませんが、
そういえばそろそろお盆ですね。
祖母からの「忘れないでね」のメッセージなのかな。
ばーちゃん天国で元気でね。じーちゃんと喧嘩してるかな?
猫のねくにはちゃんと餌あげているかな??
(ここに関しては信じるか信じないかはあなた次第です。)