ペットシッターさんと顔合わせ
新しいペットシッターさんを探す
元は旅行好きだったものの、猫との暮らしで充実していたのと、ここ数年の外出制限でめっきりスーツケースの出番がない。
しかし、引越してきて1年、ようやく地元に帰省できる目処がたった。久しぶりに家族と顔を合わせる。
となると、必要なのがペットシッターさん探し。
これまで都内2ヶ所に住み、シッターさんには恵まれてきた。
今の地域はペットホテルも充実しているが(人間用より高級である)、うちの猫はホテルより自宅派だ。
以前、動物病院の預かりサービスに頼んだ際、スタッフさんが常駐していても一晩中鳴いていたという。
まぁ病院独特の匂いとかもあるだろうけど……。
迎えに行った時、めちゃくちゃに疲れ切った顔の獣医さんが「とってもおしゃべりな子ですね…」と言っていて申し訳なくなった。
また、少々分離不安気味なのか、極度の寂しがりでもある。
7年ほど前、動物病院に預けず、1泊2日程度なら大丈夫だというweb記事を参考に出かけたら、翌日戻った時にはストレスからか被毛を舐め壊して小さいハゲができてしまったことがある。
あの時は本当に申し訳なくなった。
それ以来、1泊でもペットシッターさんに依頼している。
新しい場所となるとだいたいwebで探すことになるが、複数選択肢があるとなかなかに迷う。今回は、私なりのシッターさん探しをレポートする。
ペットシッターさんの探し方
当日の天候によりシッターさんに苦労をかけるのは本意では無いため、市内、特に近隣が最寄りの方を優先して探す。首都圏の住宅地なだけあって、割とヒットする。
まずは「地域名+ペットシッター」で検索する。
予算は1日1回で5,000円までなのだが、さすがに都内よりは平均が安い。
次に、シッターさんのサイトで自己紹介や対応動物、所持資格などを確認する。
認定ペットシッター士だけでなく、動物看護師の資格やフードコーディネーターなどを持っている方もいる。よくわからないセラピストを名乗っている人もいる。
いくつか見ていたが、近所の整体にチラシがあったシッターさんのサイトを見ると、ブログが少しスピリチュアルな感じがした。スピリチュアルを否定はしないが、私の生活には無縁なのでちょっとお話が合わないかもしれないと思い候補順を下げる。
下の方に、保護猫活動をしているというシッターさんがヒットした。忙しそうだよな、と思いながらブログを開く。近所のホームセンターが主催する保護猫の譲渡会にも参加している方のようだ。急に親近感が湧く。顔写真が載っていて、なんだか優しそうな雰囲気。それに隣駅が最寄駅のようだ。まぁ、写真だけ優しい感じの方もいるけれど・・・。
ペットシッターさん決定
ペットシッターさんを頼むときは、事前に打ち合わせがある。そこはお一人で経営されているようで、距離的にひとまず打ち合わせしやすそうだな、というのと、共通の話題(よく行くホームセンター)があるのは話しやすそうだな、と思い申し込んだ。あと、うちの猫は女性の方が懐きやすいのでそれも決め手だった。
都内に住んでいた頃、シッターさんと軽くトラブったのでやや緊張しながら下手下手のメールを打つ。
返信は割と早かった。翌朝にはお返事が来た。念の為住所も書いていたのだが、なんと「私も以前そのマンションに住んでいたんです!」とのこと。あれ、もしかして運命?
あとはサクサクと進んだ。なんと数年前まで隣室に住んでいたらしい。ならば間取りも水道の場所も道順も全部説明が省ける。いや、こんなことは滅多に無いんだろうけれど。
事前打ち合わせ本番、来てくださったシッターさんは写真通りの優しい雰囲気で、早速顔を見に出てきたうちの猫とも触れ合ってくれた。「人懐っこい子なんですね」とかわいいかわいいと繰り返してもらえるので照れ照れになって(もしかしたら思惑通りかもしれない)、各種条件(寂しがりやなので60分のロングコースで、猫に合わせて遊んでもらえると嬉しい)なども合致したので正式にお願いすることにした。
同居人も、「このマンションに住んでた人ってだけでかなり心強い!」と喜んでいた。このマンションは大した審査があるわけでもないが、まぁ同居人なりの不安は払拭できたのだろう。優しそうでよかったね、と話した。
あとは当日を待つだけ。