#3 "まる”と梅酒
猫砂嵐は酒好きである。
唐突に、そういわれましてもといった感じかもしれませんが、まぁ、もうちょっと話を聞いて欲しい。
筆者の生まれは高知県で、酒飲みが多いことで有名な県だ。
高知県人が、「しょうしょうお酒を飲めます」というと、升々と書いて2升の事を指す。つまり、「2升ほど飲めます」という意味なので、他県の人は高知県人と酒を飲む際には気をつけてもらいたい。
とはいえ、猫砂嵐もそこまで酒を飲むことは滅多にない。
家では、梅酒の一杯も飲めば、充分に眠くなる。
何故、このような話をしたのかと言えば、季節が6月を迎え青梅が出回って来たので、そろそろ梅酒を漬ける時期を迎えたからである。
梅は、ネットで8Kgで3,000円というのを購入したもので、スーパーなどで売っているものに比べると、ちょっとばかし見栄えが悪く見劣りするものの、漬ける分には全く申し分が無い代物だ。
梅を水に浸してアクを抜いて布の上に並べてから、竹ぐしを用意して、チマチマとヘタを取っていく。作業中に、桜にも似た良い匂いがしてくる。調べてみると、梅はバラ科サクラ属に分類されるらしいので、納得の良い香りなわけだ。単純作業ではあるが、そういった香りにも助けられて、ちょっとした楽しさがあった。
全ての梅のヘタ取りの作業を終えた後に、一晩放置して乾かす。
翌日に、瓶に梅を入れて、氷砂糖とホワイトリカーを浸せば、後は半年ほど寝かせれば完成である。
一通り文章を書いたところで、猫が出ていないことに気がついた。
猫日記なのに、猫が出ないとはいかなるものか。
まぁ、猫は梅酒を作るのに手伝ってはくれないのだから、出番が無いのは仕方ないことかもしれない。更に言うと、猫に梅は与えてはいけないようで、生梅は猫とって危険らしいので、飼い猫がいる家庭は気をつけてもらいたい。
最後に作成した梅酒と"まる"で記念写真をパシャり。
梅酒に興味が無い"まる"が撮れてしまった。
梅酒が出来ても"まる"は飲めないから、仕方ないね。
■今回の、まるみろプチ情報
"まる"は、梅酒に興味なし。
(注:興味があっても飲めません)