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停滞日記。
母が、関東にある私のお家へ泊まってから早五日。時間があれば共にご飯を食べ、出掛け、たくさん話をする。特に変わったこともなく突飛なことをする訳でもない一日を過ごしている。
母がいることで、とんでもなくたくさんの行動が制限されている。悲しいくらいに。五日目にして、現状維持による後退を感じている。青森に漂う停滞した空気を感じる。いやだ。とっても。
気を遣ってその日中に帰ること。明日は何時に出ます、何時に帰ります、これをしますと報告すること。全てが今の私には嘘を並べたてることしか出来なく、それがまたやっかいだ。
羽をしっかりととじ、縄でぐるぐる巻きにしている。よしよし。いまは落ち着いて。お願い。こないだ、たくさん遊んでもらったでしょう。欲はおさまっているでしょう?だから、あと、三日間だけ。
とある緊縛師さんに、初めて遊んで頂いたのですけれど、本当に素敵なひとときだった。
死ぬほど感受性が豊かで、私が何を好きで何を求めているのか、筒抜けだったの。私の心の扉が開いているのも気がついて、向こうも侵入してきた。気持ちよかった。お互いに素直だった。
そしてお食事を一緒にした。もっと心をつなげよう。とお誘いを受けて。そして、僕は君の感情が色々知りたいから、いつでも教えて。と言ってくれた。スキンシップの多さはピカイチなのだけれど、常に人肌に触れている私には居心地が良かった。
この人の縄と、SM観が好きだなぁと思った。
そんな、停滞日記。
猫背