シルバニアファミリーハンドメイドコンテストに応募する作品を作った
久し振りに樹脂粘土で作品を作り、シルバニアリメイクした店舗に飾ってみたいと考えた。
テーマは「ライ麦パン」だ。
私がハード系ライ麦パンが大好きなこともあるが、以前に読んだ「捨てないパン屋」を気に入っているからだ。
借金を抱えたパン屋から年商2500万円を売り上げるまでに成長した秘訣が、焼いて売っているのは4種類のパンだけ、ということ。
しかも、パン作りは自分1人、店番は奥様1人、長時間勤務はしない、無駄になるパンは焼かない、を海外のパン屋で修行し学んだという著者。
感銘した。
これをシルバニアファミリーの世界で形にしてみたらどうなるのか。
物語を考え工作してみた。
作品タイトルは「キリンおとうさんのライ麦パン専門店」
制作期間は、2022年2月3日(木)~2022年2月28日(月)の26日間。
店舗となるシルバニアハウスは「森のがっこう」だ。
1.本体洗浄
中性洗剤で建物本体を丸洗いする。
汚れやほこり・皮脂・シール等、をしっかり落とし塗料のくいつきを高める。
2.シール除去
本体が乾燥後、除光液でベタ付きを取る。
シールのベタ付きは往復で拭くと粘着成分が広がってしまうため、一方向にこすり落とすように拭く作業を繰り返すことが大切だ。
3.塗装
本体と付属品を塗装する。
まずは、通用口のドアを加工する。
出入口のドアを外しマスキングする。
ドアと窓は気に入っているのでそのままにしたい。
下地処理のサーフェイサーを塗布。
サーフェイサー乾燥後、白のツヤ消しスプレーで塗装。
今まではアクリル樹脂塗料を筆塗りしていたが、今回は乾燥時間を短縮するためにスプレー塗布した。ここで初めて気付いたがアサヒペンのノズルが改良され、塗料の霧が流れやすいようになっていた。スゴイ!
4.樹脂粘土工作
本体を乾燥中に樹脂粘土でライ麦パンを作る。
ライ麦パンを樹脂粘土で工作するのだが、参考図書として「ドイツパン大全」森本智子著を利用させていただく。多分、私が知る限りライ麦パンを種類豊富に詳しく解説されている本はこれ以上のものが無い。
「捨てないパン屋」で焼かれるパンは4種類。
今回は、
・フォルコンブロート(小麦全粒粉+ライ麦)
・ハーファーブロート(オート麦+ライ麦)
・ベルリーナーラントブロート(ライ麦+小麦)
・バウアンブロート(ライ麦+小麦)
・キルヒベルガーカルトッフェルブロート(小麦+ライ麦)
・ファイアーコーンブロート(ライ麦+小麦)
・シュヴァルツブロート(ライ麦)
の7種類を作ることにした。
モデナに茶系の色を数種類混ぜ合わせコネコネし形状を作る。
ターナーアクリルガッシュで色付け。
作り直しの連続作業だ。
納得する形になってきたので細かいものを工作。
7種類のパンが出来たので、本体の工作を再開する。
5.内装工事
床を貼り付け、壁のコルクボードを作る。
それぞれの箇所を採寸し貼っていく。
窓の内側にカーテンを取付けるため窓の外装を完成させる。
次に、本体正面向かって左側にドアを取り付ける。
ドア取付けの接着剤が乾燥後、カーテンを取付ける。
6.細かいパーツの仕上げ
森のパン屋さんの石窯をリメイクする。
そのままでも遜色ないが重めのイメージにしたい。
バルサ材でパントレイを工作する。
パンの陳列棚を工作する。
本体内寸とパントレイのサイズを考慮し陳列棚のサイズを決定した。
クラフト用鋸でカットし接着。一緒に作業台も工作。
売り場と作業場の仕切り板を設置する。
床に取付け用の穴を開ける。元々あった場所を記録していたが指で押せば見当がつくのですぐに分かった。
看板の工作。
文字は「キリンのパン屋」という意味だ。
あとは思いつきで色々と工作。
さあ、これで工作は完了だ。
細々設置して、撮影してみよう。
シルバニアの森にキリンさんのライ麦パン専門店があります。
販売しているライ麦パンは7種類。
どれもが美味しく、森のみんなに好評です。
小麦が配合されて酸味の少ないライ麦パンや、ライ麦100%のずっしりしたパンまであります。
コリス君のおにいちゃんはオート麦が入ったライ麦パンがお気に入り。
はい。ありがとうございます。
いつもありがとうね!
キリンさんはニコニコしていつも優しいお顔。
キリンさんが作ったライ麦パンはみんなを幸せの笑顔にしてくれます。
毎日、独りで黙々と頑張ったキリンさん。
念願のお店が持てるようになりました。
・長時間労働はしないように体を大切にする
・材料に無駄が出ないように沢山作り過ぎない
・みんなの幸せを願って笑顔でいる
この3つの誓いを守ってきたからです。
今朝もシルバニアの森にライ麦パンが焼ける良い香りがしています。
あなたはライ麦パンはお好きですか?
酸味が苦手な方は小麦の割合が多いものを食べてみてください。
そしてクリームチーズや無花果のジャムなどを添えてみてください。
お好きな飲物と一緒にどうぞ。
きっと幸せな笑顔になりますから。