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創作大賞授賞式に出席するなんて大胆すぎるだろ自分
■2023年09月15日(金)着信メール
いつもどおり深夜の工作を終え道具を片付けた。
パソコンの画像を消し就寝前のメールチェック。
え?何これ!件名が飛び込んできた。
あなたの作品が創作大賞の中間選考を通過しました
うそだろ!
件名: 【おしらせ】あなたの作品が創作大賞の中間選考を通過しました
日付: 2023年09月14日 15:20
差出人: note運営事務局
本物か?
最終の結果発表は10月下旬を予定しています。
受賞された方には、発表前にnote運営事務局より直接ご連絡させていただく予定です。
まじか!
いやいや無理でしょ(うすら笑)
応募数すごいし自分より才能ある人いっぱいいるし。
取り敢えず、今晩は幸せ気分に浸って寝よう。
そして。
一般人には「普通が一番」な日常生活が繰り返される穏やかで平和な日々。
■2023年09月26日(火)着信メール
突然、目に飛び込む件名。
【note】創作大賞「note賞」受賞のご連絡 ※今後のご案内記載あり
ええええーっ!
受賞したの?
33,981もの応募作品の中から、御猫様と座布団さまの作品『レトロな喫茶店を作る』が「note賞」に選ばれました!!
頭真っ白。
機能停止。
人間でもフリーズはするんです。
フィッシング詐欺じゃないよね。
ちゃんと確認しないと。
■ 賞
(以下省略)
■ 授賞式のご出席について
10月27日(金)19:00~
(以下省略)
■ 結果発表について
結果発表記事は上記授賞式のタイミングで公開予定です。記事公開までは、受賞した旨のSNSでのシェアなどは控えていただけますと幸いです。
間違いなく本物だ。
いや~どうしよう?
年甲斐もなく動揺が隠せない自分がいる。
ふと、昨年あったことを思い出す。
シルバニアファミリーハンドメイドコンテストだ。
最終選考まで残り会場展示までされていたが。。。
いやいや、今回は受賞の連絡だ。
しかも栄えある「note賞」ひとりしか選ばれない光栄な賞だ。
じわっときた。
急いでフォーマットに必要事項を入力し、返信せねば。
数日経過の深夜。
■2023年10月03日(火)着信メール
最近、メールが気になる。
なんとなく予感めいたものがあった。
Re: 【note】創作大賞「note賞」受賞のご連絡 ※今後のご案内記載あり
なんだろう?
別件で、授賞式関連でのお願いがあり、ご連絡いたしました。
えええ?何なに?
小心者はいちいち驚くんですが。
心臓に悪いな。
創作大賞の授賞式で、受賞作品をまとめた冊子を配布予定です。
その冊子に、受賞にあたって御猫様と座布団さまのコメントを掲載させていただきたいと考えております。
お手数ではございますが、200文字以内で執筆いただけないでしょうか?
受賞の喜びや作品に込めた想い、今後の展望などをまとめていただけると幸いです!
▼〆切 10月10日(火) ※期限が短く恐縮です
がーーん!メール見るのが遅かった。←1回目
さっき10月11日(水)に日付変更になったばかりだ。
1週間も見ていなかったことになる(滝汗)
と、とにかく受賞コメントを書いて急いで返信せねば失礼だ。
えーっと、担当者様は平野さん。
うーん。はあぁ。
長いかな?絶対に長すぎる文章だ。
取り急ぎ、明日の、いや今日か、まずは平野さんに見てもらおう。
送信。
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■2023年10月11日(水)着信メール
Re: 【note】創作大賞「note賞」受賞のご連絡 ※今後のご案内記載あり
(冒頭挨拶文省略)
冊子デザインの関係上...200文字以内でまとめていただきたいのですが、こんなに思いのこもったコメント、どこを抜き出すべきか悩んでおります。
たとえば、以下のようにまとめる形はいかがでしょうか?(それでも212文字でした...)もし修正点等ありましたらご指摘ください。
ありがとうございました。平野さん 。
500文字以上もあった原稿を212文字までまとめて下さった。
まじめでしっかり仕事する人だ。
本来は私が行う作業なのに平野さんが担当で救われた。
御礼のメールを返信。
■2023年10月12日(木)着信メール
Re: 【note】創作大賞「note賞」受賞のご連絡 ※今後のご案内記載あり
(冒頭挨拶文省略)
確認いただき、ありがとうございます!
それでは、要約したコメントにて、
冊子への入稿を進めさせていただきます。
平野さん。
重ね重ねお手数をお掛けして申し訳ございません。
当日お会いしたら、お土産差し上げますので許して下さい。
■2023年10月25日(水)着信メール
Re: 【note】創作大賞「note賞」受賞のご連絡 ※今後のご案内記載あり
(冒頭挨拶文省略)
授賞式当日は、外部メディアが参加する予定です。
その際、撮影させていただく可能性があるのですが、問題ないでしょうか?
お顔出しOKの場合は、黄色いリボン記章
お顔出しNGの場合は、ピンクのリボン記章
顔出しOKか否か。
これを機にどんどん行きたい人は間違いなく顔出しOKだよな。
どうしようか。。。
コミュ障の私は表にどんどん出る性格では無いし。
でも授賞式には出席したいし。
優柔不断だな。
10/26中にOK/NGの旨返信いただけますと幸いです!
え?ええ?今日は10/26の深夜?←2回目
ってもう27日!
あーっ!また平野さんにご迷惑かけてしまったじゃないか(汗)
こんな感じで最後までずぶずぶな私なのか?
人としてどうなんです?社会人としてどうなんです?
はい、ゴメンナサイ。
もう今日の夜に授賞式ですよね。
至急返信。顔出しNGでお願いします。
■2023年10月27日着信メール①
note賞 レトロな喫茶店を作る
御猫様と座布団[オールカテゴリ部門]
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この素晴らしい選評はどなたが書いて下さったのでしょう。
涙が出るほど嬉しい。
大好きな「もの作り」を続けてきて良かった、と心底思った。
■2023年10月27日着信メール②
【note】創作大賞の結果発表記事を公開しました!

最初のメールから授賞式当日まで、アタフタの前日譚でした。
お恥ずかしいですが、これが私のリアル。
授賞式では緊張のあまり、自分の発言や行動の記憶が薄っすらです。
ということで、授賞式の様子はnote公式ページをご確認くださいませ(汗)
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ここから先は、シルバニアファミリーの仲間がお届けします。
■授賞式から帰宅後

帰宅してから、純喫茶プチ・サンに仲間たちが集合して祝賀会。
レトロな喫茶店オーナーのトナカイご夫婦は終始笑顔でした。

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■最後に感謝を込めて
この度は栄誉ある「note賞」を頂戴し誠に光栄に思います。
ご連絡をいただいた時は、喜びよりも驚きが大きく受賞が実感できませんでした。時が経つに連れ日々の努力や創意工夫が実ったのだ、と心から嬉しく思えるようになりました。
勿論、この栄誉は私1人の力だけではなく、SNSの相互フォロワーの皆様の温かいご声援と、実生活で趣味に没頭できる状況を与えてくれる家族の優しい気持ちが支えてくれた賜物です。この場を借りて皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
受賞作『レトロな喫茶店を作る』は、私が大学生時代に通った純喫茶をイメージして創作しました。遠い過去の繊細な思い出を丁寧に蘇らせて、レトロな雰囲気が出せるように工夫しています。
そして、ミニチュア素材であるリーメントぷちサンプルシリーズ「街角のレトロ喫茶店」が素晴らしいものであったから創作意欲が湧いてきたのだとも思います。
いつも店舗や建物を主に工作していますが、それは擬人化されたフィギュアを主人公として日々生活しているドラマの中の1コマを撮影するための、背景としてのジオラマを意識しているからです。
生活の中の一瞬一瞬のちょっとした笑いや可笑しさ、など生きる楽しさを表現することも狙っています。
リアルでは苦しい事、悲しい事、辛い事、嫌な事、が多い中、私が表現する世界の中では微笑みがあれば幸せな時間が少しでも過ごせる、と考えます。
また、ものを作り続けることはとても大変ですが、やったらやっただけ道筋が見えてきます。失敗して凹む事も多いですが、それ以上に工作方法や技法が得られます。
昔の作品を振り返ると、今だから見えるものがあり、ここはこうした方が良かったとか分かる。それがまた楽しくて面白いのです、だから工作することがやめられません。工作は私のライフワークです。これからも少しの閃きと工夫を指先に込めて努力して参ります。
この度は誠にありがとうございました。
そして、素敵な場をご用意くださったnote社員のみなさま。
心から御礼を申し上げます。
御猫様と座布団
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