シチュエーションボイス 女の子になった猫?


ご主人!ご主人!!
ごーしゅーじーん!!
君ですよ、君
ボクのご主人様
……覚えてませんか?
まだご主人が子供の頃に近所の公園で一緒に遊んでたじゃないですか
ほら、この白い髪で分かりませんか?
あの時一緒に遊んでた野良の白猫です
ご主人が急に公園に来なくなってからずっと寂しかったんですからね
で、どうしようかなって悩んでたら……人間さんになってたんですよ
それでね、ご主人の匂いを探してたら……ここにたどり着いたんです
えへへ
これでまた一緒に遊べるね、ご主人
んっ?
どうしたんですか、ご主人?
そんなに不思議そうな顔して
猫が人間になるわけない?
そんなことないですよ!
現にボクがこうなったんですから
それとも……ご主人はもうボクのことなんてどうでも良いんですか?
……あっ
も、もしかして
それでボクに会いこなくなったんですね!?
違う?
引越し?
確かに……この辺って昔ご主人が住んでたところと違うような
えへへ
それなら良かったです
ねぇねぇ、ご主人
どうしたら信じてくれますか?
ボクとご主人の出会いのお話でもしますか?
あれは……まだご主人が小学生の頃でしたよね
お母さんと喧嘩して雨の中、傘もささずに公園で泣いてましたよね
それで、そのときボクと会って「お前も1人なのか?」って声をかけてくれましたよね
どうですか?
これで信じてくれましたか?
んっ?
幼馴染にも同じ話をした?
あぁ
いましたね
いっつもご主人の後ろをちょろちょろとしてた女の子が
あの子はどうしたんですか?
……遠くの学校に行ったからもう会ってない?
そうですかそうですか
それはよかったです(小声)
んっ?
なんでもないですよ
じゃあ次はいつのお話しますか?
初めてご主人が女の子にフラれて落ち込んでたときのお話でもします?
んっ?
やめてくれ?
あの時はずっとボクのことぎゅっとしてて可愛かったですよ
……まだ……引きずってるんですか?
……あれから女の子とはさっぱりなんですか
ふふふ
いいことを聞いちゃいました(小声)
あっ
何も言ってないですよ
ねぇ、ご主人
ここに、……ご主人のことが大好きな女の子がいるんですけど
ボクのこと……貰ってくれませんか?
ずっと……一緒にいてくれませんか?
……いい、ですか?
本当に……ですか!?
えへへ
大好きですよ、ご主人

ふふふ
あの頃から君の事を追いかけてて正解だったね
猫が女の子になるなんてあるわけないじゃん
でも……相当のお気に入りだったもんね
これからは……ボクだけのご主人になってね
愛してるよ
ボクのご主人様

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