リンカーンでのアパート探し(前編)
ネブラスカ州リンカーンのホテルでの自主隔離12日目です。さて、本日はリンカーンでのアパート探し体験についてお伝えします。
アメリカでのアパート探しと契約について
過去のアメリカ及びイギリス留学時は学生だったため、大学の寮生活で問題はありませんでした。しかし、今回はアパートで一人暮らしをしたいと考えました。ネット上で皆さんの体験談を読むと、アメリカのアパート探しと契約は主に3つの点で大変だと分かりました。
①契約期間
アパートは管理会社が管理していることが一般的です。賃貸借契約期間(lease term)を定めているところが多く、契約期間未満で退去すると違約金が必要です。
②入居審査と保証金
入居の際にクレジットカードなどの個人財務の信用履歴(credit history)が調べられます。また、ソーシャル・セキュリティー・ナンバー(社会保障番号)(Social Security Number:SSN)の提示を求められ、SSNがない場合には、保証人が必要なことも多いそうです。入居中に備品を壊したりした場合のための保証金 (deposit)も払います。これは日本の敷金にあたりますが戻ってきます。アメリカでの信用履歴がない留学生や客員研究員は、代わりに2か月程度の保証金が必要との情報もありました。礼金はありません。
③家賃以外の費用
家賃以外に、電気・水道・インターネット・住宅保険などの費用がかかります。また、これらは自分で契約が必要なことも多いようです。
アメリカへの出発前
①受け入れ教員に相談
受け入れ教員のA先生に相談したところ、息子さんご夫妻が住んでいる周辺は、大学までの交通手段はバスですが、環境がよくお薦めのことでした。ネットで調べたところ、そのあたりのアパートに空室はありませんでした。
②大学のアパートのオフィスに問い合わせ
次に、A先生の大学院生からの情報により、大学のアパート(場所は大学のすぐそば)があるとのことでオフィスに問い合わせました。お値段もお手頃で広々としていますが、空きがなくキャンセル待ちでした。
③大学寮のオフィスに問い合わせ
大学寮は基本的にキッチンなどの共有スペースは共同ですが、アパートタイプの寮を見つけたので空き状況を問い合わせました。すると、こちらの寮は学生対象とのことで、別の担当者を紹介してくれました。しかし結果的に授業料を払っていない人は、大学寮に住めないとのことでした。
アパート探しは現地にいないと難しいと考え、自主隔離期間2週間+1週間の3週間をホテル住まいにし、アメリカに到着してから探すことにしました。自主隔離期間明けの実質1週間が勝負だと思い、アメリカに出発しました。