【TRPG入門】簡単!シナリオ作り~導入編~
どうも猫柳娘々です。今回はシナリオ作りシリーズ導入編です。
〇導入の役割
第一弾では山場を作りました。そして、今回は導入です。山場編で書いた通り、山場へ向かうために自然な導入を考えてみましょう。
まず、どんな導入が良い導入なのでしょうか?導入には「予感」と「きっかけ」という二つの役割があると私は考えます。
予感はこれから起こる事件や冒険の情報を少し開示することです。これを行うことで、ワクワクやドキドキを演出します。
きっかけはPCたちが事件や冒険に向かう理由です。これがないとPLはなぜ戦っているのか疑問に感じて、没入感やリアリティがなくなります。
つまり、この二つをしっかり描写するのが良い導入ということです。このことを意識して、次のステップで実際に導入を作ってみましょう!
〇導入のパターン
導入を作るにあたって、導入にパターンがあることは知っておくべきです。これを使えば楽に確実に導入を行うことができます。
ここからは導入のパターンを紹介します。紹介する導入はほんの一例です。他にも多くの導入があるので、好きな作品を参考にしてみてください。
殺人:誰かが殺される。その死には謎がある。コナンが典型
物品:特別な物(タイムマシンなど)から物語が始まる。ドラえもんが典型
誘拐:PCかNPCがさらわれる。マリオが典型
その他:記憶喪失、依頼、襲撃などなど……
これらの導入の中から、自分のやりたいクライマックスに合うものを選びます。狂信者との戦いが山場なら、殺人や誘拐が適しているでしょう。
殺人→狂信者のように流れが決まったら「知り合いが殺され、調べてみるとある教団が関わっていた」という風に物語を想像していきます。
〇導入の仕上げ
最後に、導入の仕上げをしていきます。最初に言った通り良い導入には予感ときっかけがあります。これらを先の導入パターンに入れましょう。
例えば、先の「知り合いが殺される」はきっかけです。これに「現場には謎の蛇のマークが残されていた」を入れると予感になります。
これでも十分魅力的です。しかし、中級者向けではありますが導入へさらに個性を入れるのもシナリオを盛り上げる一因になります。
例えば、「殺人事件にも関わらず警察が動いてくれない」などです。これは個性になると同時に、予感やきっかけにもなります。
まとめると「知り合いが惨殺された。警察はまともに動いてくれない。調べてみると現場には謎の蛇のマークが残っていた」という風になります。
「なぜ警察は動かないのか?」「このマークは何なのか?」といった謎を生み、それを調べていく内に自然と山場へとたどり着くでしょう。
〇まとめ
これで、導入は完成です。山場と合わせると、物語の大筋ができたことになります。しかし油断はしないでください。ここからはかなり大変です!
導入と山場はやりたいことができますが、中間部分はやりたいことをやるための部分ですからね。最後まで読んでくれてありがとうございました!
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