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【TRPG入門】簡単!シナリオ作り~山場編~

どうも猫柳娘々です。シナリオ作りシリーズ第一弾です。

〇概要

今回からTRPGのシナリオ作りのコツ、というより手の抜き方をまとめたいと思います。現代モノにもファンタジーモノにも使えるテクニックです。

その第一弾として、今回は山場編をやっていきます。「どうして……」と思うかもしれませんが、シナリオは山場から作るのがオススメです。

その理由については後述します。作り方を順序立てて説明していくので、ぜひ最後まで読んでいってください。

〇山場の作り方

シナリオを作るにはまず、山場でやりたいことを考えます。邪神の召喚を防いだり、恐ろしいドラゴンを倒したり、まずはその絵を決めましょう。

シナリオで最も盛り上がる場所なので、特に力を入れます。この山場をやるために今までのシーンがあったと思われる程のものがベストでしょう。

それが終わったらED条件を決めます。TRPGには複数のEDがある場合があり、それが確定するのがED条件です。ED条件は基本的に以下があります。

  1. 討伐:ボス(狂信者や竜)を倒す。最も簡単で盛り上げやすい

  2. 逃走:舞台(館や遺跡)から逃げる。ホラーに多い演出

  3. 儀式:特定の手順を踏む。魔術的なものに限らない(解毒剤を作るなど)

  4. 全滅:PCが全員倒れる。基本的にバッドエンディング

  5. 選択:PCが選択肢を選ぶ。優劣はない場合や難易度が異なる場合がある

ボスを倒したら「討伐」負けたら「全滅」といった風にED条件は複数使用するのが基本です。自分の想像したシーンに合うものを選びましょう。

次に、ED条件のための試練の詳細を決定します。討伐であればボスのステータス、儀式であればそこで使う判定を決めるなどです。

ここは少し大変で、工夫が必要です。難しすぎるとクリアできませんし、簡単すぎてもあっけない印象を与えるでしょう。

他の人や公式のシナリオのボスやクライマックスを参考にするとよいです。また、システムによっては適正レベルなどが決まっているはずです。

ボスを決める場合、HP以外の防御系の能力(回避やアーマーなど)は低めが望ましいです。攻撃が効かないと爽快感がないですからね。

こうしてシーンの絵を考え、ED条件を決め、詳細データを設定したら概ね山場は完成です。お疲れ様でした。

〇まとめ

ところで、最初に山場を作る理由ですが、山場を作ると自然と導入が決まるためです。「竜を倒すなら、最初に村を焼きたいな」という感じです。

山場ができれば自然と導入が決まり、導入が決めれば中間や山場に行くために必要なものが分かってきます。

次週以降に導入編や結末編なんかも書いていきたいと思っています。それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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