【TRPG豆知識】意外と知らない『クトゥルフ三大技能』とは
どうも猫柳娘々です。
記事が増えたので、今日から毎週月曜日投稿に切り替えようと思います。
〇三大技能ってなに?
ここでいう三大技能は、クトゥルフ神話TRPGでよく使われる三つの技能。目星、聞き耳、図書館のことです。シナリオの推奨技能でこのように表記される場合があります。
ここまではクトゥルフ神話TRPGプレイヤーの間で比較的有名ですが、三大技能には意外と知られていない豆知識もあります。それを知っていれば他のPLに自慢できるかも?
これから紹介するのはあくまでルールブックに書いてあることです。そのため、GMの判断と違う場合があります。その場合、当然ですがGMの判断を優先してください。よろしくお願いします。
〇聞き耳は耳だけじゃない?
まずは目星。実は6版から7版で少しだけできることが減っていることはご存知でしょうか?6版の変装の欄には以下の説明があります。
変装している者を見た者が〈目星〉あるいは〈心理学〉のロールに成功すれば疑いを持つかもしれない。
しかし、7版ではこの項目はなくなっています。変装を目星で見破れなくなったとは言いませんが、GMの判断にまかせるということでしょうか。
次に聞き耳。聞き耳が聴覚以外にも使えるとはご存知ですか?7版の聞き耳の欄には以下の説明があります。
高い〈聞き耳〉技能はキャラクターの知覚力全般が優れていることを示しているかもしれない。
知覚とは視覚、聴覚、嗅覚をはじめとする五感のこと。つまり、聞き耳という名前でありながら、匂いを嗅ぎ分けることにも使えるということ。
これは知らない人も多いのではないでしょうか。
最後に図書館です。図書館という名前から本を連想されがちな図書館技能ですが、実はパソコンにも使えます。6版のコンピューターの説明に以下のような内容があります。
いったんコンピューター・ネットワークの中に入ることができたなら、〈図書館〉を使うといいだろう。
これはパソコンの中の資料を読むことを表していると思われます。つまり、資料全般を扱うのが図書館技能であり、コンピューター技能はあくまでパソコンの技術を表す技能ということです。
以上が三大技能の豆知識です。クトゥルフに限らずTRPGの技能や特技は、解釈次第なところがあります。他のPLに迷惑をかけないレベルでGMに判定の提案をしてみましょう。
〇おまけ:クトゥルフ三大使わない技能
三大技能はよく使われる、主流な技能です。ですがクトゥルフには使い道が少ないマイナーな技能も存在します。今回はその中から私が選んだ三大使わない技能を紹介したいと思います。
一つ目は値切り。クトゥルフにおいて金銭が関係するシナリオは少なく、ファンタジーと違って装備を買うのに必要なわけでもない。しかも具体的にいくらぐらい値切りができるのかは書いていないため、GMに委ねられている部分がある。新版では説得に統合されたとても微妙な技能です。
二つ目は乗馬。私は現代の設定で遊ぶことが多いので、乗馬の使い道がお金持ちRPしか思いつきませんでした。江戸時代やヴィクトリア朝でもない限り馬は使わない。一部ではネタで、マウントをとるのに使うという人もいるぐらい使い道がない。新版では現代探索者シートから削除された。
三つ目は頭突き。頭突きはキックよりダメージが低く初期技能値も低い。ほとんど下位互換の技能。しかも、頭突きだけで戦うのは見た目がとてもシュールであり怪異と間違われるレベル。ヘドバンするのに使おう。新版では格闘技能が全て近接戦闘(格闘)に統合され、頭突きもなくなった。
これが私の思う三大使わない技能です。もしよろしければコメントでみなさんの思う三大使わない技能を教えてほしいです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
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