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海を渡る、ゆるやかなギフト交換 - アメリカ大学時代の元ルームメイトと
アメリカのNYの大学へ留学中のこと、ルームメイトになった彼女との出会いは2016年に遡り、過去に書いたnoteにあるようにナンパから始まった。
二人とも同じタイミングで大学を卒業して、かれこれ10年弱ほど経つが、メッセンジャーを通して不定期での連絡は相変わらず続いている。
SNSで見つけた気になる動画(ねこ多め)、最近の生活など...
お互いの仕事のこと、引越しのことなど学生生活に区切りをつけて働き始めたからこその会話が多くなっていることにふと気がつく。
メッセージを送る距離感は、あのNYの田舎にある大学寮で1つの部屋をシェアし、夜な夜な語り合っていたあの時のままなのに、会話の内容は確実にあの頃から経験を積んで外の世界でチャレンジし続ける2人へと変わっていることに胸がきゅっとなる。
メッセージは、どちらから連絡する、とかは決まっておらず、気が向いた方が送るスタイルだ。
チャット量もそう多くなく、片手に収まる程度の往復で一度途切れ、また数ヶ月後に別の話題で始まり... みたいなのがゆるゆると続いている。
私の住む日本と、彼女の住むアメリカ(時差は州によってまちまちだが、果たして今どこに住んでたっけ…)とは半日ほど時差があるので、今あっちは夜中かな〜大学時代みたいに明け方まで起きてるなんてことしてないかな〜と考えながらメッセージを読む。
チャットのコミュニケーションをメインにしつつ、時々プレゼントも送りあっている。
これもまたゆるゆるのんびりペースで、日本から和風な小物(ポーチとかストラップとか)とお菓子、ポストカードを送ったり、アメリカからも結婚祝いの手紙が届いたりした。
さてさて、直近1年くらい「今度プレゼント送るからね!住所って変わってない?」の連絡を10回ほど受け取りつつ、あと3年くらいかかるかな〜と思っていたルームメイトからのギフトがついに(ちゃんと)届いた...!
「有言実行」の、「有言」と「実行」の間に年単位でスペースのある彼女だがちゃんと約束を果たしてくれるところは昔から信頼している。
ダンボールにみちみちに詰め込んでくれた彼女からの愛を一つ一つ感じながら、またうるうるしてしまった。
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他にもいろんなプレゼントが入っていたが、彼女が忙しい仕事の合間を縫って少しずつ少しずつ、私のことを考えながら用意してくれていたことが伝わってきて嬉しかった。
手紙も同封されていて、
・大学時代から大切な親友であると思っていることに変わりがないこと
・いつもありのままの自分を信じてくれているのが嬉しいこと
など書かれてあった。
ここまで書くと、ルームメイト時代もすごくコミュニケーション量が多くてよく一緒に遊んでいたように感じるかもしれない。
しかし実際におしゃべりしていたのは部屋の中がほとんどで、それもお互いに勉強やアルバイトがひと段落した夜更かしの時間だった。
正直彼女について私が語れることはほんの少しだと感じているし、彼女も私のことをなんでも知っている、とは言わないだろう。
でも私も、おそらく彼女もそれでいいと思っているし、その上でお互いを "Best Friend" だと自信を持って表現できる。
「時々自分の人生を諦めてしまおうかと思うことが何度もあった。それでもあなたが私を信じ続けてくれたから、私はいつもまた頑張ろうと思えた」
手紙の中にそう書かれているのを見た時、私は自分の思いがちゃんと伝わっていることにほっとし、そしてこれからも彼女の最高の応援団長でありベストフレンドでありたいと思った。
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