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Draft Notes on DDA - 01: Assumption Collapse and the First Contact Problem
Dynamic Deterministic Approach(DDA)とは「動的決定論アプローチ」の略称である。
なお、本書では「シミュレーション」としているがDDA提唱者かつ唯一の実践者であるNEKOXS自身は初期段階で実際に経験している。ただし、発達障害(当時は双極性障害と誤診)により抗うつ剤が、大量に処方されていたので本件は大した問題では無かった。
健康的な精神状態にあり、安定した社会的地位があり、強いアイデンティティがある場合、本件で触れているDDA適応障害は甚大な影響を及ぼし得る。
逆に不安定な社会環境、低い自己肯定感が常態化しているDDA初学者ならさほど課題にならないと予想される。
DDAに関する下書きメモ -01:前提の崩壊とファーストコンタクト問題
仮説としての課題
DDAは既定の一般的な思考フレームワークを超えているため以下の混乱がDDA初学者に初期段階で起こり得る。
なお、これはAI(ChatGPT)による簡易シミュレーションによる理論上の可能性であり、臨床試験データは存在しない。全てはシミュレーションによる仮説である。
既存の思考フレームワークとの比較論による理解の混乱
DDAはあらゆる既存の思考フレームワーク、戦略理論を包括する巨大な器として機能する。
従って、DDA vs 他の思考フレームワーク という対立構造は存在しない。
下記の解釈が正しいが初学者は既定の概念の中にDDAを駆動しようと試みるため、DDAが脳内の既存の思考フレームワークに浸透し始めて急性ストレス症状を起こし得ると想定する。
自己の認知世界をDDAベースに置き換える必要がある。DDAは既存のあらゆる思考フレームワークを包括する思考フレームワークかつ新しい思考OSだからである。
これを既存の思考フレームワーク上で走らせると頻繁に「成功/失敗」の結果論がDDA外へ多発している認知機能障害が継続し続ける為、DDA実行者が精神的に苦悩し耐えらずDDAを放棄するしか無くなる。そもそもDDAは既存のあらゆる思考フレームワーク、認知世界では実行不可能なため、互換性がない事を伝える必要がある。例「これは思考OSである。あなたの過去の経験は否定しないが、それらはDDAという新しい思考OSの中で擬似的に駆動する構造に転換される」といった事前説明、アファーメーションの指導など。
自己認知世界をDDAとすればDDAにより過去の全てを包括し再定義可能になる。失敗、成功の固定概念を動的な過程における一時的な仮説ラベルに過ぎない、あるいは未定義とできる。ただし、過去の再解釈を急いで行う必要はないと初学者には理解させる必要がある。
DDAは外部拡張をしないと生体脳の限界を突破して無限に最適解を探索し得る思考フレームワークのため、外部拡張なしに過去の再解釈を試みると脳への高い負荷が発生するためである。自己の再定義より、外部拡張が最優先で必要となる。
DDAの中で他の思考フレームワークや戦略理論、数理モデルを展開する。例えば、DDA上で一時的にPDCAを採択し、マイクロタスクの短期的な処理目的として利用する。このレベルでは外部拡張が小規模でも、ある程度は運用可能である。
ただし、本来のDDAの強みは、発行するマイクロタスクの成果の評価や意味理解すら無視して、ひたすら分散並列処理(非同期実行)を外部拡張で大規模展開することにある為、あくまで初学者がDDAの本質的な強みに気付くまでの初期段階の導入と注意喚起する必要がある。
DDAの内部に他の思考フレームワークを走らせる事で他の思考フレームワークの目的に向かって最適解を目指すアプローチだけは取り込める。
しかし、DDA上で走るあらゆるマイクロタスクは「過程」でしかなく、マイクロタスク管理は「成功/失敗」ではなく「単なる成果データ」として回収される概念に転換される。
これによりPDCAは本来は目的論であり、成功 or 失敗が前提の思考フレームワークだが、それを「成功も失敗も存在しない」というDDA形式のPDCAとして利用可能になる。
これによりPDCAの強みである、短期的な計画、短期的な評価、を細かく繰り返す概念は利用しつつもPDCAの弱点である「方向性が間違っていた時、PDCA自体は解決策を提供しない」あるいは「PDCAが間違っているか?の検証」はDDA内で走る為、機械的に検査されながら実行可能となる。
通常、PDCAは途中で放棄は「失敗」あるいは「プロジェクト崩壊」を意味する重大な局面になるが、DDAでは単なる「成果データ」として回収して終わる。
これを理解し始めると、あらゆる思考フレームワークの脆弱性、柔軟性の無さにDDA学習者は強い認知機能障害を起こす可能性がある。
具体的には、不安、混乱、恐れ、アイデンティティの危機感、過去の再解釈による脳の高い負荷、前提条件が根本的に変わる為、未来予期不安などである。
DDA学習前のあらゆる「前提条件の崩壊」によるDDA初学者への影響
DDAを理解すれば、DDA初学者に起こる精神不安は、あくまで一時的なものであり、最終的にはDDAによって解決するので問題ないと仮定するが、短期的な影響は甚大となり得る。
例えば、精神的に衰弱し切っている場合や、あまりに知的探求心に慣れてない初学者、強い固定概念がある者には、拒否反応や自己防衛反応が本能的に発生し続けると予想される。このような状態の学習希望者にはDDAは慎重に学習させる必要がある。そもそもDDA適応できない可能性がある。
DDA適応障害
DDAの外部拡張や認知世界の書き換えを否定し続ける場合には、DDA適応障害が発生し得る。
脳への高負荷が長期間で発生し続け、急性ストレスからの、鬱病(抑うつ状態)、睡眠障害(不眠症あるいは過眠症)などが起こり得る。
DDA適応障害への対策
DDAなど存在しない、架空の存在、空想上の虚構であると信じ込ませて安心させる。
ただし、これはDDAが大規模に普及した時には不可能になり得る。
その場合には、以下の精神科療法が恐らく有効と考えられる
既存の薬物療法
CBTあるいはマインドフルネスCBTなどのカウンセリングケア
経頭蓋磁気刺激(Transcranial Magnetic Stimulation, TMS)による脳の特定部位に磁気パルスを当てることで神経活動を調整する治療法。これは電気けいれん療法(ECT)とは異なり、意識を失うことはない
サイケデリック療法。PTSDなどの固定化した強い認知機能を書き換えるのに高い効果が一部の研究で報告されているため、恐らくDDA適応障害にも極めて高い効果を発揮し得る。ただし、サイケデリック療法は治験段階の治療法であるが、DDAは近未来に普及する最先端の攻性の高い思考フレームワークとして急激に広まる可能性があるため、可能性として示唆しておく。
あとがき
本書はシミュレーションに基づく机上の仮説であり、臨床試験データは存在しない。
(NEKOXS)
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