編み物の思い出[嫁姑編]
※ショートショートではありません
手編みのグローブ事件ですっかり自信を無くした私は編み物から遠ざかっていました。
しかし、お義母さんは編み物がお得意。
産まれてくる赤ちゃんのためにも、嫁姑の仲を円滑にするためにも、いざ鎌倉!いえ、いざ編み物。
手編みのグローブ事件を話すと、
「ぼっこ手袋なら大丈夫よ。」
と快く教えてくださるとのこと。
お義母さんの手持ちからピンク色の毛糸を選び、ちゃんと細い棒針も借りて編み始めました。
お義母さんも編みながら教えてくれます。
きっと口で言うより編んで見せながらの方が分かり易いだろうというお心遣いでしょう。
かくして。
可愛らしいぼっこ手袋が出来上がりました。
左手用1つ、右手用2つ…。
お義母さんが編んだものもくださったのです。
「いや、手3本も無いって!」
と、突っ込める仲になりたい!と心の中で思いました。
残念ながらもう他界されてますが、妊婦の身体を冷やさないようにとたくさん編んだり縫ったり(洋裁もプロ級でした)してくれました。
もちろん孫たちにもサイズ違いや色違いで。
お義母さん、ありがとう。
注:ぼっこ手袋とはミトンの事です。たぶん方言ですよね。
え!?サポートですか?いただけたなら家を建てたいです。