見出し画像

編み物の思い出[恋]

※ショートショートではありません


編み物に初挑戦したのは高校生の頃。
意外と上手く出来たマフラーを喜んでくれた彼は
「次は何を作ってくれるの?」
と聞くので、調子に乗って手袋を編む事に。

初心者ですから、まず本を買います。続いて彼に似合いそうな毛糸を選びます。
慣れない手芸店でたくさんの毛糸の中から濃緑色を選びました。
あとは本を見ながらどんどん編みます。
お昼休みも友人と話しながら編みます。
「ちょっと大きくない?」
編み物が得意な友人が聞きました。
「男子用だからじゃない?」
そう言いながら手の甲部分を終え、指部分を編む頃にはあれ?確かに大きいかも…と。

編み物好きな皆さんならお気付きかも知れませんが、ここまでに間違いが二つあります。
一つは毛糸を色のみで選んだこと。本に書いてあるのより極太毛糸だったんです。
二つ目はマフラーを編んだ時の棒針を使用したこと。号数は忘れましたが、手袋用の細いものではありませんでした。
本にはちゃんと書いてあったのに、少しくらい(少しじゃ無い)違っても大丈夫だろうという大雑把が一番の原因でしょうか…。
出来上がった手袋は、めちゃくちゃデカい。
「これじゃ、野球のグローブだよ!」
友人たちと大爆笑したものの、恥ずかしかったです。もちろん、彼にはプレゼント出来ず…。

もう何年も経つのに、今でもみんなに「あの時の手編みのグローブ、大きかったよね!」と笑われます。くぅ。

#私と編み物

え!?サポートですか?いただけたなら家を建てたいです。