手間のかかるジェネラルシャドウ
東京MXテレビで放送中の『仮面ライダーストロンガー』に登場するジェネラルシャドウ。身体全体のカラーが白めの人で、図鑑や写真を見ただけでは目立たない。
でも、もしも実際に目の前に彼がいたら、ものすごく手間がかかっていることがわかるだろう。
ジェネラルシャドウの作り方(予想)
①レスラーの人が被るような、薄い生地のマスクを用意する。色はベージュ。目が吊り上がったりしないので、ストッキングではなさそう。
②マスクに、赤と青の血管をたくさん描く。
③目と口部分に穴をあける。
④③で作ったマスクを被る。耳の穴はない。
⑤マスクの上から目の周りを青でふち取り、赤で大きな口を描く。あらかじめ描いておくと、位置がずれそうだ。
⑤ここからさらに怖い。なんと、上から透明な卵型のカバーを被る。前後左右でパーツが4つに分かれていて、ぱちんぱちんと留め具でとめる。
……以上、あくまでも私の勝手な予想です。3分くらい描いたかんたんな説明図なので余計にかんたんに見えてしまうけれど、実際は準備と後片付けに、とても時間がかかりそうだ!
首から下の衣装はシンプルで白。タイトめなやつだ。頭と胴体のつなぎ目となる、首だけ赤いタートルネックのネックの部分のようなものを付けている。
シルエットは基本的に人間の形に近い。余計なパーツはついていないので、首から下の動きは動物などがモデルのほかのキッカイジンたち(ガマガエルとか)に比べたら、身動きが楽だと思う。
そして、マントを羽織る。マントで隠れているけど、実は背中には背びれのような白いギザギザがついている。
こんな感じで、全体的に白いけど、名前にシャドウがつく。大幹部のもうひとり、黒が基調のタイタン(目玉の人)は黒いスーツを着こなしていて、対照的だ。
自分が演者だったとしたら(ないですが)、この役は断らなければならない。直接⑤の透明カバーを被るだけでも怖いのに、マスクをしてからカバーをつけるなんて!
怖い理由はいくらでもある。
・耳はふさがっているので聞き取りにくい。
・テレビ画面越しに見ると、鼻の部分の呼吸用の穴が確認きないくらい小さい。息はできているのか?
・あんな酸素不足の頭の状態で、アクションは可能なのか? 真夏は苦しく、真冬はカバーの中が湯気で曇りそうだ。
・何としても水に落ちるのは避けなければならない。
ジェネラルシャドウはトランプを自由に操る。どこに隠していたのか、大小のトランプを投げつける。
なんと、自分が大きいトランプになって、自動車の運転をすることもある。
占いも得意で、勝敗を占ったりする。
はじめからこんな姿だったのかというと、なかなかの苦労人なようで、大きな試練の度に改造を重ねた結果の姿のようだ(今のところ、彼の過去についての物語には触れられていない)。
人間離れしているけど、浮き出る血管は弱い部分をさらけだしている。性格も弱い部分が丸出しで、組織内でライバルともめて、それが原因で、ストロンガーに勝てなかったりする。そのため、実はファンは多いのかもしれない。