お正月に読みたい絵本5冊
神社のえほん
羽尻利門著 あすなろ書房刊
タイトル文字の朱色がきれいだなと思い、手にした絵本。鳥居で使われる色だと思います。
お正月以外にも、七五三や結婚式など、人生の節目で訪れることの多い神社についてわかりやすく説明しています。読み聞かせ、というよりも、大人も楽しめる絵本です。
新しく御朱印帳をとご検討の方、絵本も一緒にいかがでしょうか?
落語絵本 はつてんじん
川端誠 クレヨンハウス刊
天満宮に初詣に出かけた親子。縁日の楽しい雰囲気や、凧揚げの景色など、時代を超えて共感できる場面がたくさんあります。
小学校低学年も、高学年も、幅広く1月の読み聞かせ始めにおすすめ。教室が温まります。落語絵本シリーズの1冊です。
チュンチェ ~中国のおしょうがつ~
ユイ・リーチョン文 チュ・チョンリャン絵 中由美子訳 光村教育図書刊
お正月に、お父さんが年に1度帰ってきます。主人公の女の子とともに、中国の地方都市のお正月の賑わいを楽しむことができます。小学校中学年~高学年の読む聞かせにおすすめします。アジアの旧正月、中国の暮らし、出稼ぎなどの背景も浮き彫りになるので。
韓国のお正月の絵本『ソルビム~お正月の晴れ着』ペ・ヒョンジュ作 ピョン・キジャ訳 らんか社刊もおすすめ。
14ひきのもちつき
いわむらかずお著 童心社刊
大雪で外に出られない季節。おもちをついたり、ゲームをしたり、冬時間を過ごします。細かく丁寧に描かれた絵本は、大人数の読み聞かせには向かないです。
それでもお話が楽しいので、学校に持って行ったことがあります。もちつき編は背景が淡い色なので、とくに見えにくかったようです。読み聞かせしたあとで、”後でゆっくり見てね”しばらく置いてもらいました。
手元に置いて細部を見るのが楽しいシリーズです。
おばあちゃんのおせち
野村たかあき著 佼成出版社刊
時代が変わり、おせち料理のセットを買ってしまうことが多いですが、本のなかで主人公と一緒にお手伝いして、つまみ食いもしたくなる絵本です。お正月、今は亡きおばあちゃんの家に行って自分の家と違う雑煮を食べた記憶がよみがえりました。
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