読み聞かせをしたくない日のネタ・その2
名画カード くもん出版
名画カードは、クイズ番組に出てくるような、見たことがあるような絵を集めたカードです。クイズ研究会や、脳トレ同好会は、クラブで持っているとよいかもしれません。
知育?や、教養を深めるため?に使う方も多いようですが、うちでは主に眺めるだけ、心地よく寝るために使っていました。
ケースを開けると、カードが入っています。
お茶漬け海苔の袋を開けるとおまけで付いてくる小さなカードを知っていますか?。あのカードを、だいたい4倍にしたサイズです。表面にカラーの絵、裏面に1色刷りの解説があります。
厚みがあるボール紙のカードなので、落しても、バラバラになっても大丈夫。額装された立派な絵と違って、直接指さすこともできます。
散らかしてしまっても、翌朝さっと箱にいれて片付けることができます。
31枚入りで、通し番号もついていますが、揃える必要もありません。
なので、読み聞かせしたくない日のネタとして、たまに使っていました。
ケースから半分くらいの枚数を出して、”どの絵が好き?”と選んでもらいます。それから、
…何をしてるんだろうねえ。
…自分たちがここに行ったらどうなるだろうねえ。
…おいしそうだねえ。
などなど。絵を見て話したり、絵と関係ないことを話したり。
海外の絵を見ると、描かれた背景がわからない事が多いのですが、寝る前のこの時間は話を適当に作ってもいいと思います。本当のところは、手に取るのは、カレンダーの絵や、画集などでもよいのかもしれません。
でも、このカードを使うメリットは、印象に残りやすい絵が選ばれていて、手ごろなボリューム、サイズだということです。
同じような遊びのカードで、国旗あわせをするカードや、星座かるたなどもありますが、興奮したり、きょうだいげんかになったりしてしまうので、寝る前は避けましょう。
大人にとっては、どこかで目にすることも多い絵ばかり。
描いてあるものは自分とは関係なさそうで、ちょっと見ると関係していそうかも?、と気づくと会話が弾みます。遊び方にとくに正解はないと思います。
子供がカードを見ている間に、大人は裏面(著者名や、タイトル、簡単な解説などが書いてある)を見てふんふん、と思っても、無理に詳細を伝える必要はないと思いました。
慣れてくると、お茶漬け海苔のおまけのカードも、コンプリートして、並べたくなります。
日本編と、海外編があります。
十代になって、歴史や美術の教科書、資料集で、”この絵、どこかで見たことがある” ”あの絵のモデルはこの人だったのか”と思い出すこともあるでしょう。
そんなときは、冊子も付いてますので、興味があれば、たどることができます。どの絵も縮小されているので、実際のサイズや素材を見て、イメージと異なり、驚くこともあるでしょう。詳しい解説や、所蔵美術館のリストも付いています。
寝る前の読み聞かせ……★★★★☆絵には余白があり、余韻があります。ブルーライトや、細かい情報が写り込んでいる写真と違い、見ていると眠くなります(だいたい大人が先に効果があります。それじゃだめだけど)。
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