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薬局にて、言えなかったこと

 今日は、約2週間前から続く咳を診てもらうべく、内科に行ってきました。実は先週の土曜日も同じ咳の症状で同じ内科に行ったのですが、その時血液検査をしたので、今日はその結果をききに行ったのでした。

 血液検査の結果は異常なしとのことで、咳がウイルスや細菌によるものではないとわかり、やや安心しました。しかし、まだ咳は断続的に続くので、今後も注意深く経過観察しようと思いました。

 その後、病院から歩いて薬局に行きました。咳に効く薬を2週間分処方して下さったので、薬局で処方箋を出し、待合室にいました。

 しばらくすると、薬剤師の方が私のもとに来て、処方箋に書かれていた薬が薬局にないことを伝えられました。今は世間で風邪が流行しているようで、ちょうど薬が在庫切れとのことでした。そして、別の薬局を紹介して下さり、そこには在庫があるかもしれないということを伝えられました。

 私は、そのとき「わかりました。ありがとうございます。」と言って帰ってきてしまいましたが、後から「あのように言えばよかった」と言う言葉が出てきました。それが次の言葉です。

 薬の在庫の有無を調べて下さり、また、在庫のあるかもしれない薬局まで紹介して下さり、ありがとうございます。今後もまたこの薬局を利用したいです。どうもありがとうございました。それでは、失礼します。

 このような言葉がとっさに出てくればよかったのに、と、少し後悔してしまったのでした。私はその場では「ありがとうございます。」と言ったものの、その「ありがとうございます」が指す具体的なことまで言えませんでした。具体的に何が有難かったのか、そこまで言えば、相手の方に「ありがとうございます」が活きて伝わったのに、と思いました。

 私は今までも、その場で何かを言えなかったという経験が数多くあります。自分の思っていることを言語化するのは、こうして文章に書くのならばまだしも、リアルタイムで考えて言うのは非常に難しいです。今後、何かを言うなどする際は、とっさの言い方や枕詞などをノートにまとめて、そこをきっかけに言えるようにするなどの工夫をしていこうと思いました。

 今日はこのようなことを思って薬局から歩いて帰宅したのでした。今日も晴れたいい天気で、なおかつ12月の冷たい風も気持ちよく、天気に恵まれたことの奇跡に感謝し、気分を切り替えて今日もよい一日にしようと思ったのでした。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

   ねこっち

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