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ハードウエアはつらいよ

【日本で新しいハードウエアサービスが生まれにくい理由】

大企業起因

1)自前主義が強く、領域外なのに全て自社開発をしたくなってしまう

2)協業してもIPを自社保有したくなってしまう(儲けよりIP保有優先)

3)目標売上がいきなり100億円を越えている

4)実はASSY屋さんが多く、素形材技術への研究、設計、加工が弱い

5)サイロ化が進み「製品全体」を見れる人材が少ない

スタートアップ起因

1)ファブレスが多く、工場がないために素形材技術の基盤が弱い

2)大企業から来た転職組だけでは製品全体への品質の作りこみが弱い

3)キャッシュがない中で安全・品質担保への投資がおざなり

4)Amazon等安易な調達をしているのでサプライチェーンが弱い

5)サービスで差別化すべきなのにハード面の差別化を頑張ってしまう

加工会社起因

1)ビジネスが疎い。原価の積み上げでしか商売を考えていない

2)IPへの理解や活用ができていないのでタダでノウハウを取られている

  そのため、キャッシュが生まれ大きな投資ができない

3)「製品」を通しての安全のつくりこみが弱い。あくまで部品


中央官庁・業界団体起因

1)モジュール製品(完成品になる前のUnit品)の規格があまりなく、
  完成品の規格が重視される

  日本の強みはモジュール品に移行している事に気づいていない

2)自動車、建設と言った業界の縦割りが強い

  例えばコマツ社は建機分野で「HV」「電動化」「エンジンの改良」
  という論点では自動車会社とのシナジーはあるかもしれない。



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