正直になった
幼い頃、私はよく悪事をしてその度に酷く母親に叱られていた
マンションの一室に住んでいたが、母親に長い髪を掴まれ引きずられながら玄関に続く廊下に連れて行かれ、リビングへの扉を閉められてしまうことも多々あった。
一度、そのまま玄関から家を出て行きコンビニへ向かって、店員さんに、母親に家を追い出されて何も食べていないと伝えたら警察へ通報してくれたことがある。その時の店員さんには本当に感謝している。警察が母親を呼んで、母親が私を迎えに来た時バツが悪そうにしていたことは覚えている。
当時小学1,2年生の私のした悪事といえば、母親の財布から金を抜いて漫画を買ったり当時流行っていたアーケードゲームをしたりおもちゃを買ったり、友人宅で夜までゲームをしていたり(普通に友人の親もいて、超迷惑をかけていた)、通信教育でやらされていたテキストを留守番中にやる時にカンニングしたり、といったことだろうか
普通に母親に精神科連れて行かれましたね。なんも障害ないって言われたけど。何回か通ってたけど本当に何も障害がなくて逆にびっくりだった、なんで障害がないのにこんな激ヤバクソガキに育ってしまったのだろうか
ある日友人宅でいつものように夜までゲームをしていたところ、いつもだったらゲームをしてそのまま徒歩15分ほどの場所にある祖父母の家に逃げ込むのだが、なぜかその日は母親に申し訳なくなって母親のいる自宅に帰ってみた。
その時、母親は叱らず、ちゃんと帰ってきて偉いね、謝れて偉いね、というようなことを言ってくれた気がする。
そこから私は、正直でいれば怒られることはない、ということを理解し、関わる人間に対して嘘を吐かず正直に生きるようになった。
小学生の私はすごくちょろかったんだろうな
ずっと母親に暴力振るわれてたのにその一言で従順になってしまうのがあまりにもDV彼氏に対する彼女の態度で、大鬱です
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