【日記?】いらぬ命は悪魔もいらぬ
現実で生きていく自信がないが
現実でいまだ生きているこの現実
それも現実
新年が明けてもうすでに17日が経った。
17日あれば何がやれた?
たくさんのことができたんじゃないだろうか。
それとも、もっと少ないんだろうか。
でも僕には何も選べない。
現実なんていらないと考えてみた。
でもいつでも目の前に突きつけられるこの現実。
現実から逃げられない。
たくさんの現実がある中
本当に現実と戦ってる人間なんてこの国ではわずかなんじゃないか。
立ち止まれば見えてくる風景がある。
振り返ればとっくの昔に清算された過去がある。
明日は見ない。
見ることもできないし、見る必要性もどこにもない。
生きる意味なんていらないと思ってた。
それぞれみんな口では生きる意味なんて無い
などと言いながら今日という日を消化している。
生きる意味はどこにある。
生きる意味はここには無い、と仮定した。
大きな石の上に座った悪魔が、しゃがれた声でこう言った。
「お前に悪魔の素質は無い。腐れた魂に値打ちなど無い。つまり、お前は用無しだ。」
そして私が何をしゃべっても、一つも返事を返してくれなくなった。
気がつけば夕暮れ。
帰る家はあるけれど、今日は帰りたくないんだ。
でも帰る。
外は寒いし、道をぶらぶらしててもろくなことがない。
つまらない大人になったなと、家路を辿りながら
つぶやいた。