『らくらくホン』むずかしい…。親戚や親シニア層の らくらくホンで起きたこと。

今年は久々の帰省を
楽しみにされている方も
多いと思います。

私は一足早く、
12月の頭に
帰省してきました。

きっかけは父が無職に
なるという噂を
聞いたからです。

わが父はだいぶ天然なため、
家族からだいぶ浮いており、
無職になって人との交流も途絶え、
やることもなく社会から孤立したら

将来的にだいぶヤバい…。

もう一つは父との連絡手段が手紙のみ。
不便だからです。
（令和です）

父のスマホはずっとドライブモード。
自分では解除できないのです。

そして父は家族間であまりアレなので、
母にも操作方法を聞けません…。

役目を果たせず
ほとんど電源を落として
ただの重い板になっている父のスマホ…。

電話機能の役目さえ果たさないスマホに、
毎月8000円近くを投入している状態。

父らしいなーと感じたのですが、

私の月のスマホ代（月1000円）を伝えたところ、
彼は大変驚き、
ショップの方の静止を振り切って
即日解約してきたのでした。早い。

私の月額1000円が衝撃だったようです。
父の月額8000円も、まあまあ衝撃です。

MNPの乗り換えも
したいところですが、
1日も早く解約したくなってしまったらしいので、
乗り換えは、まあいいとします。電話帳も少ないし。

なぜこのようなことになったかというと、
ご想像通りです。

操作できない、らくらくホンをショップに勧められるがままに
契約したからです。

「らくらくに、みんなと繋がれる！孫にもいつでも会える！」そんな魅惑的フレーズで。

そんなわけあるか。

コピーライティングの威力、つくづく恐ろしい…。

そんな携帯キャリアの素敵なストーリーに乗せられて。
ええ、気持ちはわかります。

しかし、ずっとドライブモードで
誰とも繋がれてないのが、父の現実です。


さて、父のスマホをちょっと触ってみたところ、
らくらくホン（シンプルホン）は
iPhoneに慣れてしまった私が
操作をいちから理解するのも、

スマホを理解していない人に
わたしが使い方を教えるのも
相当にむずかしいというのが感想です。

物理ボタンが多すぎて
感覚的に操作できないのです…。

帰省するなり親戚、両親、
次々と使い方を(丸投げで。)たずねてきます。
設定を求めてきます。
いろんな契約書を持ってきます。

皆のらくらくホンはAndroidです。

私は長年iPhoneです…。

Androidでも、
普通のスマホなら使っていたので少しはわかります。

両親も親戚も、
職場や友人知人など、Androidユーザーは居るので
身近な人に助けてもらえるのです。

ですが！

らくらくホンはそうはいきません。

「なんとなく」で操作ができない…
「今までの技」が通用しない

私はらくらくホンの恐ろしさを痛感し、
ちょっとだけ気が遠くなりました。

これはシニア層が3大キャリア（高いやつ）に
縛り付けられている…。
囲い込まれているんじゃないか？

そう思えてならない複雑さです。

だって、操作がわからない時は
ショップに毎回行くことになるんだもの。


「完全にシニアをショップに依存させている…」
そう感じました。

(らくらくに使いこなしてるシニアもいるのに
ひどい言いようですが…）

私たち子供を『サポートセンターがわり』にしないための、
らくらくホンの思いやりと謳いながら、

・周りには聞けない難しさだし、
・サポートに本人が聞いても理解できないし、
・ショップの方と意思の疎通が難しく、結局子供がやることになるし、

都度都度やってもらうの繰り返し…。

終わりがない。
そもそもiPhoneやiPadなら母も使えていたのに…。

母にしても何故、いま、らくらくホンにしたのか…。

結局、帰省した7割の作業は
親戚や両親たちの
らくらくホンの設定や手続きで終わりました。


他は庭の草むしりと剪定と干し柿を作ったくらい。

ほとんどの時間は
らくらくホンやシンプルホンと
睨めっこです。

役にたてるのは嬉しいですが、
もう少しは畑の作業でもしたかった。つぎはそうします。

さて後日、父に用意したのはこちらです。

スマホの機能を必要としないユーザー（父）には
勿体無いほどの高性能カメラを備えたRedmi9Tです。

大きいですね！
左は私のiPhoneSEです。

フォントも限界まで大きくしたいので、スマホも大きいものにしました。

らくらくホンがSIMフリーではなかったため、
BIGLOBEで新しく購入したのですが、

端末代は同額のポイントで還元されるため
（ポイント消費は少々めんどくさいですが）
使い道はあるのでこれにしました。
実質0円というものです。

ちなみにBIGLOBEのプランで、月額1000円以下。1Gのものです。

プリインストールされていた
不要なアプリを片っ端から削除しまくり、

「生かしてはおきたいが、見れば父が困惑するであろうアプリ」を全て1箇所に押し込み、

押し込み…。この後右のレンズアプリも押し込みました。

「ここは触らないようにしてほしい」とだけ伝え、

連絡帳に希望通りのリストを登録し、

ただ、電話するだけ。

の、機能に改造したスマホです。
BIGLOBEの電話アプリ一個だけです。
まぁシンプル。

何度か父と電話ごっこをして、
通話を取る、切る。

連絡帳からかけたい人を探す。
ドライブモードを解除する。
これを何度か繰り返しました。

これが今回の私の帰省ミッションでした。

LINEの使い方までは届きませんでした。
ちょっとハードル高いので
これは、またの機会にします。

父がこれで親しい人と通話をできれば万々歳です。

果たしてスマホは電話になれるのか？

後日談を来年にでもできればと思います。

ここまでお付き合いくださり、
誠にありがとうございました。

みなさん良いお年を〜🎍✨
ねこしばでした