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【連載漫画】ティンパーとトッコちゃん8/プロポーズ
生涯の一番の分岐点でタイミングを間違える妖精。
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みなさんは最高のタイミングを求める方ですか?
私は人生において、ロマンティックな瞬間も、ステキな瞬間も………あまりなかった気がします(´・ω・`)
まあでも、デコボコでもいいのかな。
漫画の異世界転生物で、西洋の素晴らしい舞踏会にドレスに、お風呂!とかいろいろ出てくるのですが、いつも余計なことを考えてしまいます。
このお湯を沸かし運ぶのにどれほど苦労するのか、一階じゃないよね?運んでいるうちに冷めるとか。上階にも給湯部屋があってストーブがあるのかな?
ワインをかけられるドレス一着のために、誰かが綿か動物を育てて、毛をとって洗って紡いで織って………一体何平方メートルの布地を使うのか……とか、いろいろ考えて、気分も全然ロマンチックになりません。
全部魔法?
でも、そういうのが嫌いでもないのです。華やかな世界も、一つ一つ苦労から生み出されるその過程も。
せめてそんな一つ一つが、喜びの中で紡がれたらなあと思います。
そうして、誰か苦労した中に囲まれていると思うと、世界が大切に思えて、誰かの不器用さの中にも、誰かの精いっぱいの気持ちがあるのかな、と思えます。
そして、きっと、自分の不器用さも、そんな中で許してもらえてるんだろうなと……。
てか、魔法でもない限り、超過酷だよね(ノД`)・゜・。