猫ちゃんを迎える準備
これから猫ちゃんと一緒に生活する方のために、準備する物などについてまとめました。
参考にしていただければ幸いです。
必ず用意してほしいもの
キャットフード
メインで食べてもらうご飯は「総合栄養食」との表記があるものにしましょう。「総合栄養食」は、猫ちゃんの生活に必要な栄養素が不足なく含まれているご飯です。
また、多くのキャットフードは子猫用やシニア用など、ライフステージごとに分けられています。猫ちゃんに合ったご飯を選びましょう。
ドライフード(カリカリ)とウェットフード(缶詰やパウチ)がありますが、それぞれメリットとデメリットがあり、併用することをオススメします。
ドライフード
歯の健康維持に役立ち、傷みにくいという利点があります。含まれている水分量が10%以下なので、食事から水分を摂取することができず、お水をしっかり飲むことが大切です。ウェットフード
水分の摂取量を増やすのに役立ち、形状や匂いから食欲の低下した猫ちゃんでも食べやすいことがあります。しかし、ドライフードよりもコストが高いことが多く、一度開けると長期間保存ができません。
急にご飯を変えると体調を崩すことがあるので、最初はショップやブリーダーさんの所で食べていたものをあげましょう。他のご飯に切り替える場合は、今食べているご飯に新しいご飯を少しずつ混ぜ、徐々に新しいご飯の比率を増やしていき、1週間くらいかけて切り替えてあげてください。
食器
ご飯用とお水用、2つ用意しましょう。
材質は色々ありますが、洗ったときに汚れの落ちやすい陶器やガラス製のものがオススメです。
100円ショップに売っている食器でも良いですが、床からちょっと高くしてあげると、猫ちゃんは食べやすいでしょう。ふちに返しが付いているなど、ご飯の粒がこぼれにくい形状だと、お掃除の手間がちょっと減るかもしれません。
トイレ
【トイレ本体】
トレーに猫砂を入れるだけのシンプルなタイプ、上下2層になったシステムトイレ、自動でお掃除してくれる自動トイレなどがあります。トイレに入りにくそうでしたら、入口に箱などを置いて階段状にしてあげるといいでしょう。
シンプルなタイプは、おしっことうんちのお掃除をこまめにやる必要があります。
トイレ本体の値段が安く、いろいろな猫砂に対応していて、経済的。本体の丸洗いもしやすいです。
システムトイレは、うんちのお掃除はこまめにやる必要がありますが、おしっこのお掃除は週1回程度のシーツ交換なので、日々のお掃除が比較的楽です。嫌なニオイを抑えやすいのも特徴です。
猫砂とトイレシーツを使うので、シンプルなトイレよりもコストがかかる傾向があります。また、本体の丸洗いが少し大変です。
自動トイレは、おしっこもうんちも自動で取り除いてくれるので、日々のお掃除がほぼ不要です。トイレの使用回数を記録できるものもあります。
トイレ本体の値段が高く、本体が大きい傾向があり、定期的なメンテナンスが必要です。
【猫砂】
鉱物系、紙系、木系、おから系など、いろいろなタイプがあります。
システムトイレや自動トイレは専用の猫砂を使う必要があったり、使えない粒の大きさがあったりするので、注意が必要です。
鉱物系は粒が小さいものが多く、しっかり固まるものが多いです。価格も手頃なものが多いですが、自治体によって捨て方が異なる場合があります。
紙系は軽くて持ち運びやすく、価格も手頃なものが多いです。軽いので飛び散りやすく、ほこりっぽくなることもあります。
木系は軽くて消臭効果があるものが多く、燃えるゴミで出せます。固まりかたは鉱物系よりもゆるい傾向があり、軽いので飛び散りやすく、ほこりっぽくなることもあります。
おから系は食品から作られているので安全性が高いのが特徴です。固まりかたはゆるい傾向があり、独特なニオイが気になるものもあります。
寝床
新しく猫ちゃんを迎える場合は、その猫ちゃんだけの空間を用意してあげましょう。
ケージにタオル等をかけて目隠ししたり、段ボール箱のような物を置くのも良いかもしれません。そこにクッション等を入れてあげましょう。
ベッドは春夏用のものと秋冬用のものがあるので、季節によって使い分けてあげると良いです。
ペットキャリー
動物病院への移動時や、災害時のために必要です。
布製やプラスチック製、手持ちタイプ、リュックタイプなど、いろいろなタイプがあります。上部からも出し入れできるタイプがオススメです。
主な移動手段が徒歩の場合はリュックタイプ、車の場合はプラスチック製の手持ちタイプがオススメです。どちらのタイプも、上部から猫ちゃんを出し入れできるものが使いやすいです。
爪とぎ
素材はダンボールや木、麻ひもを巻きつけたものなど様々です。
また、柱状の爪とぎやベッド状の爪とぎもあります。
床置きタイプが好きな子や壁掛けタイプが好きな子など、猫ちゃんの好みも様々です。
これを用意しておかないと、壁や家具がボロボロになるかもしれません。用意しておいても、ボロボロになってしまうこともありますが…
用意した方がいいもの
キャットケージ
お留守番時に一番怖いのが、誤飲誤食です。普段は自由にさせていても、お留守番する時はキャットケージがあると安心です。留守中にお部屋をボロボロにされる心配もありません。
キャットタワー
猫ちゃんは、平面の運動よりも立体的な運動をさせてあげるのが良いです。また、高いところは外敵を発見しやすいので、高いところを好む猫ちゃんも多いです。
多頭飼いでは、最上部が定位置の猫ちゃんが、そのお家のボス猫さんだとか…
キャットタワーが無くても、イス→テーブル→棚のように縦の移動ができる動線を作ってあげると良いでしょう。
おもちゃ
昔ながらの猫じゃらしや、紐状のおもちゃ、ボール状のおもちゃなど、種類が豊富です。
キラキラしていてシャカシャカ音が出る猫じゃらしが人気で、紐状のおもちゃが好きな子も多いです。
ガチャガチャのカプセルにペットボトルのキャップを入れると、カラカラ音がでるボールのおもちゃになります。
おもちゃについて注意点が2つあります。
外れた飾りの誤飲に注意
細い紐状のものは特に注意が必要です。飲み込んでしまった場合、外科的手術が必要になることもあります。子猫は遊びすぎに注意
口でハァハァ呼吸をしていたら危険です。そうなる前に休憩させてあげましょう。子猫と遊ぶときは、子猫の体調と相談しながら遊んであげてください。
最後に
猫ちゃんは、環境が変わると体調を崩してしまう子が多いです。
ゆっくり慌てず、徐々に新しいお家に慣れさせてあげましょう。
仲良くなるのも焦らずに、ゆっくりとお互いの距離を縮めていきましょう。
それが、猫ちゃんに好かれる秘訣です。