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MMAにふらりと行って熱く愉しむ勧め・1.12.GLADIATOR開幕戦豊中176box大会

 関西ナンバーワンMMA団体GLADIATORの2025年大阪開幕戦カードが揃いました。
 新春早々全23試合!
 選手も気合十分で体を作って試合に臨んでくると思います。
 そういう試合は見るほうも知らず知らず手に汗握りエネルギーを使うようでして、私はグラジさんの興行の取材が終わると大抵1.5~2キロ体重が落ちます(そのあとサウナ行って町中華食べたら戻りますけどね)。
 あー、でもいまインフルエンザが警報級に流行っているのと、中国からまた新たなる感染症が持ち込まれたとのことで取材を終えたら即、宿へ直行ですね。
 ちなみにですが・・・グラジさんの取材で大阪に伺って体調を崩したことは過去においてありません。RIZINを始めとしてMMAの興行はインド映画レベルに長いですから、昼前に会場入りして終わると夜。うろつく暇がないのが良いのだと思います。もとより繁華街を通ることは避けています。
 もともと喘息体質ということもあり、私はどこでもマスクを着用するのが普通です。それも各種感染症の予防に役に立っているのかと。

 GLADIATORさんは年間スケジュールを昨年2024年9月に既に発表しています。早いです。でもこれ、肝心なところだと思います。
 昨年9月の段階で2025年11月30日(日)の日程をお知らせしてくれた団体は、こちらが最初ということで、スケジュール帳の11月30日(日)はグラジと書き込んであります。

 MMA、キックの興行は試合数がプロレス興行に照らした場合遥かに多いです。
 サービスとかでなく階級が細かく分かれているからそうなるので、イラッチさんがしんどい短くしろと仰られても物理的に不可能なのです。
 それに当然のことながら各試合それぞれまったく違った物語が生まれるので、たるんだり飽きるということもなく(少なくともグラジさんに関しては、ですが)時間の経過はあっという間。明るい時間に会場入りして、出てみたら真っ暗という(笑)・・・毎回ブラックホールに落ちたような感覚に陥ります。熱量がはんぱないインド映画を見てうおおーっと盛り上がり、終わったら時間の経過と心地良い倦怠感に脱力するみたいな。実際体重に変化があるので、やはりMMA観戦に際しましては、激闘に次ぐ激闘を肌で受け取るにあたり相当なエネルギーを要するのです。ダイエットしたい方には超お勧めです(※効果には個人差がございます)。
 さて最強寒波が日本列島を襲っているさなかの日曜日に大阪豊中で開幕戦の幕が開くGLAIATORは回を重ねて29回目となります。
 以下公式リリースより引用。
   1月12日(日)に大阪府豊中市の176BOXで行われます「GLADIATOR029」にて
河名マスト選手の返上したフェザー級王座を賭けてパン・ジェヒョク選手とダギースレン・チャグナードルジ選手が対戦。
11月の「GLADIATOR 028」と同王座への挑戦権を賭けたトーナメントを進め、勝ち上がってきたバン・ジェヒョク選手とダギースレン選手の間でトーナメント決勝戦=挑戦者決定戦が1月大会で組まれることになっていました。
しかし今回、河名選手の王座返上を受け両者の対戦はフェザー級王座決定戦として実行される運びとなりました。
※前GLADIATORフェザー級チャンピオン河名選手はRoad to UFCフェザー級トーナメント準決勝敗退後、新たな道を進み世界の最高峰を目指すことを決め、同王座を返上することとなりました。

パン・ジェヒョク選手とダギースレン選手は昨年9月に同王座決定トーナメント決勝で戦う予定でしたが、ダギースレン選手の計量失敗で決勝戦が不戦勝扱いとなったパン・ジェヒョク選手の腰にベルトが巻かれました。また、ノンタイトルのキャッチ戦として両者は拳を交え、パン選手が判定勝ちを収めています。

そんな因縁浅からぬ両者、気持ちも新たなにベルトを賭けて戦うことに関しての意気込みと、
ベルトを返上した河名選手のコメントは以下の通りです。

河名マスト
「この度、私河名マストはGLADIATORフェザー級王者を返上します。GLADIATOR王者になったことで、格闘技の世界で何者かになることができました。自分の目標であるUFCへの挑戦、RTUで戦うことができたのもGLADIATOR王者になったおかげです。これからも自分の信じる相手に向き合い、格闘技界をサバイブしていきます。GLADIATORで戦えたこと、櫻井代表、長谷川さんをはじめ運営の皆様、ファンの皆様に感謝します。ありがとうございます」

パン・ジェヒョク
「河名選手とタイトルをかける試合が出来なくて、すごく残念です。
お互いもっと上の舞台で、いつか戦えることを期待したいですね。今回の相手は以前、勝っているので今回こそKO勝ちし前回取り逃したボーナスも手に入れたいと思います。殺すか殺されるかの命をかけて試合するので、応援宜しくお願い致します」

ダギースレン・チャグナードルジ
「1月12日の試合、凄く楽しみです!去年は自分のミスで体重を落とせず、ベルトを獲る機会を逸して悔しい思いをしました。チャンピオンベルトを賭けて戦えること、本当に嬉しいです。あの時とは違う、成長した自分を見せたいと思っています。トレーニングに励みます。対戦相手のパン選手には、1年前の自分とは違うことを知っていてほしいです。最高の試合をして、必ずベルトを持ち帰ります」

  また7月の「GLADIATOR CS 02」で元バンタム級王者テムーレン・アルギルマー選手をKOで下し王座挑戦をアピールしていた南選手ですが、チャンピオンの竹中大地選手が来年春のRIZIN出場を目標に、このタイミングで王座防衛戦を戦うことへの同意がなかったため、同階級の動きの鈍化を回避するため吉田開成選手と暫定王座決定戦を組むことを決定いたしました。
 1999年10月生まれ、25歳の吉田選手は昨年6月の「GLADIATOR 022」でプロデビューし、中国での勝利を挟んで6勝0敗。3つのKO勝ちというパーフェクトレコードを誇っています。
 当初「GLADIATOR 023」でプロデビューからGLADIATORで4連勝、うち3試合がフィニッシュ勝利という勢いに乗った24歳の南友之輔選手が対戦相手に決まっておりましたが、南選手の負傷欠場により、対戦相手が急遽新バートルに変更となりました。
以下公式リリース引用。
まず南選手の欠場のコメントをお伝えします。

南友之輔
「怪我で欠場することになってしまいました。GLADIATOR関係者、対戦相手の吉田選手、本当に申し訳ありません。そして、いつも応援・サポートしてくれている皆様、申し訳ありません。無念で悔しいですが、早く治るように努めます。必ず強くなって帰ってきます」

南選手の欠場を受けて、ベルトを賭けて戦う資格、資質のある選手に打診を開始いたしましたが、負傷やビザの取得期間が十分でないこともあり、タイトル戦の実戦は困難な状況となっていました。

そこで今大会に来日が決定しており、ビザも申請中のシンバートル選手に代替出場を要請。同時にシンバートル選手と対戦予定だった竹本啓哉選手からシンバートル選手の選手権試合出場に関して了解していただきました。
同時に吉田選手もシンバートル戦とのタイトル戦を受け入れ、シンバートル選手も対戦相手の変更と王座決定戦出場を即了解してくれました。

大会の成功を優先し、自らの対戦相手のタイトル戦出場を認めてくださった竹本選手には感謝の気持ちしかございません。
同時に南選手の負傷欠場は残念でならないですが、シンバートル選手は10月に「Breakthrough Combat」で吉野光選手を、
また5月にモンゴルで元GLADIATORバンタム級王者テムーレン・アルギルマー選手を破っている強豪で、
その組み力の強さは目を見張るものがあります。吉田選手は過去、これほどの組みのプレッシャーを受けたことはなく、シンバートル選手も吉田選手の絶妙の間合いと破壊力ある打撃のプレッシャーは未経験といえます。

それだけに未知の領域に挑む両選手の現状の力と、将来性が見えるタイトル戦になることが期待されます。
以下、暫定バンタム級のベルトを賭けた戦う両選手の意気込みとなります。

吉田開威
「(前回のコメントで減量のことだけ気にして、ケガに気を付けてと言わなかったばかりに)南選手がケガをしてしまい惜しくも対戦相手が変更されました。ただ僕がやることは変わりません。KOしますので、どのような倒し方をするのか楽しみにしていてください。
PS.シンバートルへ。ケガには気を付けてください。あと、パスポートを忘れないように!」

シンバートル・バットエルデネ
「GLADIATORのバンタム級のベルトを懸けて戦うことになりました。この機会を与えてくださった関係者の皆様に感謝いたします。トレーニングは順調に進み、万全の状態で試合に臨むことができます。対戦相手にも敬意を払いつつ、自分の力を最大限に発揮したいと考えています。1月12日、会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております」


 さらに、GLADIATORライト級王座決定戦を田中有選手とデマルケス・ジャクソン選手の間で執り行うことが決定しておりましたがこちらも直前になってビザの申請が間に合わずジャクソン選手の欠場が決まり、カードが変更されました。
 以下公式リリースより引用。
 キ・ウォンビン選手の返上後、暫定王者の佐々木信治氏が正規王座に就いていたライト級王座ですが、同氏の引退により空位となっていました。
田中選手は既に挑戦者決定戦に勝利してその権利を有していたにも関わらず、機会が巡って来なかったことを受けて3月にジョン・ハングク選手と暫定王座決定戦を戦いました。しかしながら、ハングク選手が計量失敗で田中選手が勝利した時のみ暫定王者が誕生する変則タイトル戦で、ハングク選手が勝利したことで暫定王座も空に浮いたままでした。

 変更後のカード
▼GLADIATORライト級王者決定戦5分3R
田中有(総合格闘技道場Reliable)
vs
小森真誉(ロータス世田谷)
 


 カード発表の時点からドラマティックな二転三転でハラハラドキドキしてしまいますね。
 おりしも最強寒波押し寄せる冬の大阪、ケージの中で魂を削り命の炎を燃やすファイターたちの熱い火の粉を浴びて、厄落としはいかがでしょう?
 極上の闘いで魂を芯からあっためて、インフルも邪気もはねのけましょう。
 そうそう、申し遅れましたが『GLADIATOR』では 選手層・パフォーマンス&待遇向上のため、毎回「メインカード」を対象に 「総額・100万円」ボーナスが支給されます。
 毎回素直に「羨ましいわ(笑)」って思いながら拍手を送ります。能力に見合った報酬が得られること、能力給はいまの世の中の能力があるのに報われない人びとに対して本当に必要なことだと思います。能力に対して支払われない世の中が労働者のやる気を失くさせ、能力を腐らせ、結果やがて誰もいなくなります。
 イベント業界に限らずあらゆる業界が厳しい厳冬の時代にあって、GLADIATORが育成に尽力を惜しまぬ姿勢は高く評価したいです。
 
 






『GLADIATOR029』

日程:2025年1月12日(日)

開始:13:00※OP12:30開始

会場:176box

▼オープニングファイト GLADIATOR バンタム級 5分1R

岩田虎之助(G-FREE)

vs

小林龍輝(BURST)

▼オープニングファイト GLADIATOR ライト級 5分1R

LUCKYBOY慶輔(U.B.F)

vs

内山裕太郎(毛利道場)

▼第1試合 GLADIATORバンタム級 5分2R

原田康平(SMOKERGYM)

vs

内田勇作(毛利道場)

▼第2試合 GLADIATORフライ級 5分2R

岩崎圭吾(SMOKERGYM)

vs

福島祐貴(BURST)

▼第3試合 GLADIATORライト級 5分2R

藤井丈虎(SMOKERGYM)

vs

健椰(BRAVE)

▼第4試合 GLADIATORライト級 5分2R

八木敬志(猛者連本部)

vs

キンコンカンコンケンチャンマン(U.B.F)

▼第5試合 GLADIATORバンタム級 5分2R

秋田良隆(KINGGYM KOBE)

vs

熊崎夏暉(BRAVE)

▼第6試合 GLADIATORウェルター級 5分2R

後藤丈季(kyotoSEIKENKAI)

vs

松生知樹(パラエストラ広島)

▼第7試合 GLADIATORバンタム級 5分2R

野口蒼太(SMOKERGYM)

vs

萩原和飛(THE BLACKBELT JAPAN)

▼第8試合 GLADIATORフライ級 5分2R

古賀珠楠(スタジオSTYLE)

vs

八木祐輔(TKエスペランサ)

▼第9試合 GLADIATORストロー級 5分2R

塩川玲斗(修武館)

vs

高橋佑太(BURST)

▼第10試合 GLADIATORバンタム級 5分2R

しゅんすけ(OSC)

vs

コウ(All My Homies)

▼第11試合 GLADIATORフェザー級 5分2R

田口翔太(総合格闘技Asura)

vs

花園大輝(POLARGYM OSAKA)

▼第12試合 GLADIATORバンタム級 5分2R

宮川日向(SMOKERGYM)

vs

三浦颯太(修斗GYM神戸)

▼第13試合 GLADIATORバンタム級 5分2R

ルキヤ(正道会館 大河道場)

vs

藤原克也(SMOKERGYM)

▼第14試合 GLADIATORウェルター級 5分3R

森井翼(LIGHT CLUB)

vs

井上啓太(GROUND CORE)

▼第15試合 GLADIATORフライ級 5分3R

久保健太(GSB多治見)

vs

井口翔太(修斗GYM神戸)

▼第16試合 GLADIATORフェザー級 5分3R

水野翔(スタジオSTYLE)

vs

桑本征希(SMOKERGYM)

▼第17試合 GLADIATORライト級 5分3R

チハヤフル・ヅッキーニョス(MIBURO)

vs

岩倉優輝(NICE BAD GYM)

▼第18試合 GLADIATORフェザー級王者決定戦 5分3R

ダギースレン・チャグナードルジ(shandas MMAfitness center/MGL-1フェザー級王者/モンゴル)

vs

パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM/第5代GLADIATORフェザー級王者/韓国)

▼第19試合 GLADIATORバンタム級暫定王者決定戦 5分3R

吉田開威(空手道剛柔流朋武館)

vs

シンバートル・バットエルデネ(Shandas MMA Fitness Center/モンゴル)

▼第20試合 GLADIATORフライ級王座決定戦 5分3R

今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)

vs

オトゴンバートル・ボルドバートル(Shandas MMA Fitness Center/モンゴル)

▼第21試合 GLADIATORライト級王者決定戦 5分3R

田中有(総合格闘技道場Reliable)

vs

小森真誉(ロータス世田谷)

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