TRPGのGMは、定食屋のおやじあるいは手作りパン屋の店主に似ている

この間TRPGのGMをして、ちょっとしたやらかしというか…、そういうのがあったので、そんな私みたいなミスをしないよう、TRPGの GMやる人には覚えていってもらえたらいいかなと思い、ここに記します。

「GMをして」と書きましたが、正確にいうとセッションの最中のミスではなくて、ゲーム終了後のミスです。

私がGMした卓にプレイヤーとして参加してくれた人に、セッション後に上手くやれなかった点についてちょっと愚痴をこぼしてしまったんですね。

「今回はこうやって回したけど、あまりよくなかった。もっと上手くやれたらよかったんだけど」
「準備していたものの半分くらいしか出せなかった」

GMとして、反省をこめてというかそういう文脈での発言だったのですが、これがよくなかった。

「でも、(こっちは)楽しんでたのに…」
と悲しそうな顔でリアクションされてしまいました。

一瞬、ウッってなって分からなかったんですが、考えてみたら、

定食屋で食べ終わった後、美味しかったな〜、とか思ってたらその店のおやじが厨房の方で「料理の出来はいまいちだった」と言ってたのが聞こえたとか、

こだわり手作りパン屋でパンを買ってホクホクしていたら、店主から「今日のパンの作りはは5〜60%くらい。でももっとやれたはず」とか言われてしまうのと同じことなのではないのかと。

プレイヤーにしてみれば、シナリオの中身は知らない訳ですから、仮にGMが準備していたシナリオのうち半分の50%しか出せなかったとしても、プレイヤー目線だとそうして出てきたものが100%なんですよね。それを100だと思って楽しむ。

そういう訳で、GMはセッション運営してる時に上手くいっていなかったり思い通りになってなかったとしても、表面上は「上手く行っている」という表情でいなければいけないのですね。そして、愚痴を言う相手はGMやってる者同士に限るしプレイヤーの前で言ってはいけない。

そういう教訓でした。

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