【雑感その2】空耳
先日会社で、緩め天然パーマの男性が、さらにパーマかけたら、前髪が内巻きにくるんとオンザ眉毛で、その髪型に歳上のおばさま達に、ビートルズのようだと揶揄されていたのだが、細かいことが気になって(相棒の右京さん風に)、ビートルズの誰に似ているのかと尋ねたところ、
「誰っていうんじゃないのよね、ビートルズって、みんなあんな感じの髪型(特に前髪)じゃなかった?あ、でも○○さんは、あえて言うなら、バナナマンの日村に似てるよね!」
という返答が返ってきた。
確かに、上瞼がぷっくり腫れぼったい細い目が似ている。
わかるーとなって、ひとしきり笑ったのだが、翌日、私のいる部署へ彼がやってきて、同僚のおばちゃんが、
「○○さん、日村に似てるって言われてたわよ」
と本人に伝えたところ、マスクと現場の煩さもあってか、聞き取りづらかったのだろうが、
「え?氷室京介ですか?」
っていうやりとりが聞こえてきて、あえなく笑死した。
どっからどう見ても、似ていない。
空耳にしても無理がありすぎるわ。
今年もあと数日で仕事納めとなるが、来年は仲良しのおばちゃんの退職で、職場環境がさらに殺伐としそうで、憂鬱。
しかし、職場の過ごし方も、孤独な感じに慣れつつある。
イヤホンをして音楽聴いて、本を読むとか。
それはそれで気楽だと気付いてしまった。
表面上は社交的に振る舞う努力をしているけれど、実は、本当に心を赦すことを、滅多にしない。
ある意味、家族にも。
多分、片手で収まる程度の人数。
なんでこんなに愛に飢えているのだろうと、不思議に思う。
おそらく、考えすぎ(良く言えば思慮深い)なのだろう。
自分と付き合うのが、1番厄介だなと思う年の瀬。
来年はもう少し、緩い感じになりたい。
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