猫の爪を切らないとどうなるの?
猫は肉食動物ゆえに「狩猟本能」があります。
そのときに鋭い爪が「武器」になり獲物をしとめることができます。
ただ、ペットの猫は本能を発揮する機会がほとんどないため、鋭い爪はときに自分自身を傷つける諸刃の剣となってしまうこともあるのです。
例えば、
カーペットに絡んで無理に取ろうとして根本から剥がれ出血してしまう
多頭飼育の場合、ケンカやじゃれ合いで相手を傷つけてしまう
伸びすぎて自分の肉球を傷つけてしまう
飼い主もお世話や遊びの際、負傷してしまうこともしばしば
うちのくぅの場合、てんかん発作で無意識の全身痙攣の最中、室内のどこかに引っ掛けて根本から抜けて血だらけになっていたこともありました。
全身痙攣は意識がないうえ、ものすごい力なので、大怪我をしてしまうのです。
猫の爪はバームクーヘンのように層になっていて、古い爪が抜け落ちるような構造になっています。
爪を切っても、猫は爪とぎをする習性もあるため、爪とぎの際古い爪が抜け落ち、中から新しい爪が出て次第に鋭くなって行きます。
爪を切る際は、深爪に気をつけながら猫用のつめ切りで切ります。
手で肉球を握ると爪が出てくるので観察してみましょう。
根本からピンク色になっている部分には血管が走っているので、ここまで切ってしまうと負傷させてしまいます。
このピンクの部分の手前、気持ち余裕を持った範囲で切っていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?