実録 マンガ新人賞に応募した私がボコボコにやられるまで
先日公開した漫画「永友(エターナル・フレンドシップ)」にスキやコメントをくださったみなさん、ありがとうございます!
漫画の最後に書いたとおり、これは「第22回Nemuki+マンガ新人賞」(朝日新聞出版)に応募するために描いたもので、審査の結果、最終選考に残ることができました。
嬉しい!
嬉しいよ。
嬉しいんだけど、このことを本当は隠しておくつもりでした。だって受賞したわけじゃないから。
それにね。
それに・・・
誌上でいただいた講評がガチでダメ出しのオンパレードだったから・・・!
その講評の内容と、私が受けた衝撃を、実録マンガに描きました。
こういうのを表に出すのがいいのか悪いのかわからないけど、全国誌に載った文章だから誰でも読めるし、講評を読んだ私の反応=読書感想文みたいなものだというスタンスで、ここに公開します。多少なりとも興味がある人の参考になれば幸いです。
講評の実写版はこちらです。
読んだあと、雑誌を持つ手が震えました。正直、嬉しさよりも絶望感がまさっていた。自分の漫画にいいところが少しもなく、プロとして雑誌デビューするなんて夢のまた夢のように思えました。できてないことがあまりにも多すぎて。
けれども時間が経つにつれ、「それでも最終選考には残ったんだ」と思えるようになってきました。「Nemuki+」では伊藤潤二先生や今市子先生など実力派のベテラン作家さんが、私の好きな奇妙で味のある漫画を長年連載していらっしゃいます。
そんな先生方の作品が載っている雑誌の巻末に、自分の応募した漫画の表紙が印刷されたのだと思うと、言い知れぬ感動が胸の底からじわじわと湧き上がってきたのです。
マンガ新人賞には「新しい才能を求めています!」と書かれています。その中へ、選外ではあったけど、飛び込むことができました。すくい上げても、もらえた。だからもっと自信を持っていいんだ。胸を張っていいんだ。そう思えるようになりました。
やることはひとつだけ。
できていないところをやる。
次の新人賞は7月がしめきりです。
再チャレンジします。