エントリー作品ご紹介(5) #ほっこり4コマ漫画大賞
ほっこら〜のみなさん、こんばんは。
「#ほっこり4コマ漫画大賞」にご応募いただいた作品を紹介するシリーズ。今回で5回めです。
全68作品のうち、前回までに24作品を取り上げさせていただき、出番を待っているのはあと44作品となりました。
あたりまえですが、着実に減っています。
さみしい。
ずっと紹介していたい。
このシリーズを読むことが「疲れた一日の中で楽しみの一部になっている」と言ってくださる方までいて、もういっそ「人さまの作品を勝手に紹介する人」になろうかなんて思いつめたりして。
楽しみに読んでくださっているみなさん、本当にありがとうございます!こうして私が紹介記事を書かせていただけるのも、ご応募くださった作品があるおかげです。
私にとっては我が子のような、いとしいいとしい「ほっこり作品集」から、今回も6作品をみなさまに紹介させていただきます。
ただし今回のラインナップ。かなり個性の強い作品がそろっておりまして、どこかのタイミングで私、「産んだ覚えはないよ!」と叫び出すかもしれません。
ご了承ください。
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25.「次の日」/yuya noguchi│野口雄也さん
アカン、にやけてまう・・・4コマつなげます。
・・・目が合いました。合いましたね?
yuyaさんの描く絵が私すごく好きなんですよ。奇抜でユーモラスな作品がnoteに投稿されるたび、くくくと笑いながらハートをポチッと赤く染めていました。
だからそのyuyaさんが4コマ漫画を描いてご応募くださったとき、めちゃくちゃ驚いたのです。まさかこの企画を気にかけてくださっているとは思わなくて。
1月19日の投稿です。2月2日のしめきりまでまだ2週間近くある。企画が全然盛り上がっていなかったときなので、喜びにむせび泣きながら作品を読ませていただきました。読んで涙が吹っ飛びました。
「目玉焼きに新しい調味料をかけたら少しずつ体毛が伸びていき、3日めに突如ゴリラ級になった」と解説するのもアホらしい話。好きです。3コマめの尻遊びの必要性。ゴリラのプリケツ。あと新しい調味料ってアレだよね?昔っからあるやつだよね?
ご自身のサイトのプロフィールを見に行ったら、いくつもの絵本コンクールで大賞を獲得しているその受賞歴が並んでいました!さすが・・・って、絵本!?
yuyaさんの作品はどれもおすすめでクセになります。みなさま、ハッピーバレンタイン!
(・・・絵本界のふところ深いな)
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26.「オニギリ課長」/こげちゃ丸さん
こちら、文章がメインの方の4コマ漫画です。
ぬおーーー!うまい!
いや、プロでしょ。プロの絵柄と構成ですよ。超ハイクオリティ!
生まれて初めてのマンガ投稿にドキドキです。
家事をほったらかして妻に怒られながら描きました(笑)4コマ漫画を描いたのは小学校以来。とても楽しかったです!!
・・・マジっすか。奥さまに怒られてお気の毒ですが、マジっすか。
次回の投稿予定は未定ですが年に三回くらいは更新したいですね
超人気漫画家の巻末コメントに見えてきた。
次回作の掲載は夏頃でしょうか。楽しみに待っています。
こげちゃ丸さんはデザイナーをされているとのこと。作品のクオリティの高さに納得しました。
その真価がさらに発揮されていると思ったnoteがこれ!こういう大人の遊び、大好きです。
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27.「当たる」/くまさん(麦食くま)さん
これまた個性がすごい!字も絵も独特です。
くまさんのこの4コマ、内容はいたってシンプル。わかりやすい展開で、起承転結もきれいに決まっています。
ただ絵柄の個性が強いからどうしてもそちらに気を取られてしまい、話の全容を理解するまで何度も読み返してしまうという。これは作者の狙いなのかしら?
一度ハマると抜け出せない、かっぱえびせんのような「やめられなさ」が含まれているように感じます。たぶん全然違う場所で違う作品を見ても、絵柄と字体ですぐに作者がくまさんだとわかるだろうなあ。
個性は武器ですね。
「旅するくまさんシリーズ」として多くのマンガを描かれているくまさん。なんとオリジナルソングまであります!これがまたじつにほっこりいい歌なんです。下記noteからリンクで歌に飛べるので、みなさんもぜひ耳を傾けながら、くまさんシリーズを読んでみてくださいね。
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28.「荒ぶれ!ちんポジ君1」/ぷいん♨脱力系まんが家♨さん
4コマつなげます。
ぷいんさん、なぜこのネタを「#ほっこり4コマ漫画大賞」にご応募なさったのでしょう?「エリちゃん」という女性が主人公のオフィス4コマも描かれているんですよ。なのになぜ、あえてこちらを?
実は私、この4コマをエントリー作品集に入れるかどうか、ものすごく悩みました。タグに「#下ネタ」と入っています。
(ほっこりに下ネタ?・・・「ほ」を「も」と読み違えた?・・・だけど応募要項には下ネタNGとは書かなかったしなあ・・・もうすぐしめきり時間が来るけど、いまからでも「エリちゃん」のほうに変えてもらえないかお願いしようかなあ)
などと考えているうちに私の酔いがまわり、めんどくさくなってそのままにしたのでした。
ぷいんさんの奥さまが書かれた記事があります。奥さまは去年まんが家デビューしたご主人のぷいんさんのことを、とても愛情深く応援なさっているのです。
夫婦愛にほっこりしました。ちなみに上のマンガの2話めもあります。ぷいんさん、本気なんだな。
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29.「中指立てながら、たまに親指立てながら」/逆佐亭 裕らくさん
タイトル。「中指立てながら、たまに親指立てながら」。
ほんともうマジでそういうの、やめてくんないかなあ。
(上で紹介した4コマへのツッコミにいろいろ自主規制をかけたので、ここで発散させてください)
いい大人が「中指立てながら」とかさあ。そういうことでおもしろがるとか、いまどき中学生でもやんないよ?
裕らくさんって、文豪チームから「師匠」って呼ばれてる人でしょ?たしか小さい娘さんがいましたよねえ。それで裕らくさん、今月で36歳って?
「佐藤、もういいよマジで」
本名でディスりますよ。
なおも言い募ろうとしたところで、どうやら少し様子が違うことに気づきました。
ふと横に目をやると娘が書いた落書きが置かれていた。
ああ、そういえば昨晩「パパの似顔絵を描いた」と言っていたな。
どれどれ。
ああ、お嬢さんの絵だったんですね!「パパの似顔絵」5歳。かわいい。
なあんだ、安心しちゃった。
これってどう見てもあのポーズですよね。
あっかんべー、をしているのだろうか。
そうそう。
それとも、こちらに向かって中指を立てているのだろうか。
は!?
どちらにしても挑戦的、反抗的な態度であることは否めない。
僕はこんな風に映っているのか。ショックだ。
そう言われてみれば頭頂部の三本の毛も、なんだかモヒカンヘアーに見えてきた。
おそらく僕の中にあるパンクス精神を見抜いたのだろう。
三本毛のモヒカン・・・
しかし、こう見続けていると、親指を立てているようにも見えてくる。
今度は親指ですか!
・・・ん?たしかにさっきまで、あっかんべーにしか見えていなかったのに・・・
「くよくよすんなって、前向きにいこうぜ!」
そう言ってくれているようにも見えてくるではないか。
・・・見える。
見えますよ。親指立ててそう言ってるように見える!
そうなのだ。
人生という道は平坦ではない。
山もあれば谷もあるし、仲間と一緒に進める広い道もあれば、最後の瞬間は一人で進むしかないような狭い道もある。
落ち込む夜もあれば、立ち上がる朝もあるし、ワイドショー見ながら煎餅齧る昼もあるのだ。
そうですね。うん、そうですよね。人生、山あり谷ありだ。
ワイドショー見ながら煎餅齧る昼だってあるよ!
生きる希望が持てました。裕らく師匠、ありがとうございます!
なんだかいつもマジメにふざけている印象の裕らくさんですが、感情が揺さぶられる繊細なエッセイも書かれているんですよ。ご存知ない方にせっかくの機会なのでそちらをひとつ紹介しようかと思ったんですが、やっぱりふざけきった記事のほうにします。
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30.「がんばって描きました」/あきらとさん
いつも現場にいる人ですね。この企画に応募するのに、タグつけ忘れた人です。
呑みながら応募したんだって。じゃあ仕方ないね。
文章も絵も得意じゃないですが参加します(どんっ
ぼくの中のほっこり成分を煮詰めて焼いたようなこちらのイラストいかがでしょうか?
・・・。
なになに?
意味がわからない?
いやいや、ほっこりっていったら茶でしょう?
(湯飲みにこっそりと「茶」って書いてある)
ほっこりって"安心"ですよね。
劇的な日々もいい。
なにかを追い求める日々もいい。
刺激的な快楽を求めてもいい。
でも、そんな日々でふっと立ち止まってしまったら。
腰を落ち着けて、じっくりとお茶を呑みながら、我が身を振り返ってもいいと思うんです。
そんな場所があればいいと思うんです。
自分自身、まだまだ満足いかないことばかりで、なにがほしいかもわからないままに手を動かし続ける日々です。
しかし、ふっと立ち止まったときに、お茶やコーヒーを片手に、心を預けて語り合える場所があればいいなぁと思います。
ものすごい無理くりにまとめた感じがありますが、精一杯描きました!(笑)
簡単ですが、現場からは以上でーす!
・・・
あ、ごめん。全然話聞いてなかったわ。
え〜っと、なんだっけ?
ああ、お花見したいって話ね。上野公園に場所取っといてください。
一升瓶持って乱入するんで、よろしく!
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以上、「つきあうならオニギリ課長」の回でした。
ほんと、手のかかる坊やたちね。
続きます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。