中秋の名月なんかに聴くもんじゃない歌
「自分の好きな曲について語ろう!」というリレー企画のバトンがまわってきたので参加しま〜す。
チェーンナーさんと、
ミエハルさんの共同企画とのこと。
最大5曲まで語っていいそうですが、好きな曲なんて100曲以上あるので選べない。
「なんでか知らないけどこの曲に惹かれるんだよね〜」な1曲だけ紹介します。
(その前に、先にアンカー宣言しておきますね、チェーンナーさん)
これ。
レミオロメンの『3月9日』。
バリバリにヒットした不朽の名作です。
歌詞とかあんまわかってないし、ほかにはこれも大ヒットした『粉雪』ぐらいしか知らんのでレミオロメンのファンというわけでもない。のだけど、この『3月9日』だけは、メロディラインがすんげー私の心を揺さぶるのですわ。
曲の始まりからもうウルウルしてしまう。最後まで聴いたらほんと涙が出る。なんだろか。メロディなのよね。上の公式YouTubeで泣かせるためのミニドラマが歌にくっついてるんだけど、全然なくても泣ける。
YouTubeのコメント欄をふと見たら、余命3ヶ月を言い渡されたという高校3年生の「もっと生きたいです」って言葉が書いてあって。投稿日が2週間前。最近じゃないか。そのあとに投稿者を励ます言葉がいっぱい続いてて、それらを読みながら耳に聴こえてるのが『3月9日』。
涙をこらえて聴き終えたタイミングで、出先のウナさんから電話かかってきて、「いやー今日も暑かったわ」とか言われても、
『瞳を閉じればあなたが
まぶたの裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も
そうでありたい』
なんてここだけ覚えてる歌詞を、ついいまさっき聴いたばっかのタイミングであなたの声を聞いたらさ、これまで一緒に過ごした20年の月日とか、2年前のあなたの大手術とか、少しずつ確実に老いていってる自分たちのこととかが、走馬灯のように思い返されるでしょうが!
なんとかこらえて電話を切ったのにまたかけてきて、
「今夜中秋の名月やで」
…知らん!
これ以上泣かすな!
『3月9日』に余計な思い出が加わってしまいました。
コメント欄の投稿者が、残りの日々を家族と穏やかに過ごせるよう、名月に祈ります。