豪渓(ごうけい)の紅葉アルバム/岡山県総社(そうじゃ)市
最高気温20℃、秋の晴天に誘われて、岡山県の総社(そうじゃ)市にある豪渓(ごうけい)の紅葉を見に出かけました。
私にとっては久しぶりのツーリング。普段は125ccの小型バイクを街乗りに利用していますが、この日は650ccの大型バイクをガレージから出しました。方向音痴の私を先導してくれるのは、ナナハンライダーの夫です。
(写真は数年前に、別の場所で撮影したもの。手前が夫、奥が私のバイクです)
豪渓は国指定の名勝地だけあって、毎年たくさんの観光客が訪れます。
市内北部槙谷川の上流にあり中天にそびえ立つ330mの天柱山・剣峰など数知れない奇岩絶壁のいかつい岩石美と、 清流と紅葉の調和した渓谷が壮大な自然美をくりひろげる景勝の地です。
花崗岩の年代の古さと変化に富んだ形態は他に例をみないといわれ、岡山県を代表する名勝地として、 大正12年国の指定を受けました。
(『総社観光ナビ』サイトより抜粋)
絶好の観光日和。総社市内は多くの車で混み合っていました。
山道に入ってしばらく行くと、見えてきたのは列をなした車の最後尾。バイクをつけたら、ボランティアらしい年配の誘導員に先へ進むよう促されました。50台も入らないほど小さな駐車場の、バイク用スペースが空いているようです。
私たちはおじさんにヘルメットの頭を下げ、延々と連なる車の行列を左手に見ながら、速度を落として山道を上っていきました。ずっと前から並んでいる車を追い抜くのは申し訳ない気もするけれど、本音を言えばかなり爽快。この恩恵が受けられると知っているので、私たちはいつも豪渓には車でなく、バイクを出すことにしているのです。
ほどなく駐車場に到着。バイク用、と書かれた小さな看板の前に、2台を並べて止めました。ヘルメットを脱ぎ、マスクをつけ、ここから先は山道を歩いて登ります。
真っ赤に色づいたもみじの木が、早速私たちを迎えてくれました。
空に向かって伸びる枝。
山上から落ちてくる川の水が、ざあざあと岩肌を滑っていきます。
小鳥のさえずる声が聞こえる。姿を探すけど見当たりません。
苔むした小道を、落ち葉が彩ります。
写真ばかり撮っていたら、夫はずいぶん先を歩いていました。
小一時間の散策を終え、バイクで山を下りました。往復85kmのプチツーリング。暖かな日差しと秋風が心地よい一日でした。
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川の流れる音と風景を動画に撮りました↓