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「匿名超掌編コンテスト」by板野かもさん/咲かせたい花

アプリゲームやSNSのタイムライン航海などで溶けていく膨大な時間を取り戻すべく、スマホを意識的に遠ざけるようになってひと月以上が経過し、紙の本を読んだり自分の創作に取り組む機会が格段に増えた。とても満足している。

ただひとつ、思わぬ弊害に出くわした。noteを読む回数が激減したのだ。昨年末にnoteがまとめてくれた記録によると、2022年に私がスキしたnoteの数は4,617回。平均するとひと月あたり384のnoteにスキをつけていたことになる。スマホをむやみに触らないようになったこの1ヶ月で、私がスキしたnoteの数は、体感で言うとせいぜい50だ。1日換算で1〜2本。私にとってはかなり少ない。

これまでnoteはTwitter経由で読みに行くことが圧倒的に多かった。誰かのシェアで興味を持ち、読むとさすがに読み応えのある内容で、私もついスキを押し、それでは足らずにシェアしてしまう。読む目を持つ人の推薦には外れがない。すっかり頼りにしていた。

スマホを見ることは、何も罪ではない。親の仇のように憎む必要もない。通知をチェックする目的もあって、1日数回Twitterを開くことにした。タイムラインを追うとキリがないので、数回合わせて15分程度で切り上げるようにしている。

つい先日、このような企画があることを知った。

板野かもさんが主催する「匿名超掌編コンテスト」。定められた漢字を使い、500字以内で完成させる。小さな文学賞である。板野さんのアカウントをフォローした上、DMで参加の意志を伝えると、応募専用フォームが送られてくる。必要事項を書いて送信すればエントリー完了。「人が人を呼ぶ」実験も兼ねているそうで、新規参加者の勧誘に成功した人は、応募できる作品の上限数が倍増していく仕組みになっている。

昨日現在で65名のエントリーがあったそう。私も応募した。読者から反響の大きかった作品が入賞するらしい。どのような作風がウケるのかを見る楽しみもある。小説を書くみなさん、ぜひ。


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