おひめさまを描いた話
ある日、安野ニツカさんから、童話『おなかのおおきなおひめさま』の挿絵をご依頼いただきました。
ウミネコ制作委員会さん発行の『ウミネコ童話集(二)』に、この童話が掲載されるというのです。なんとめでたい!
童話集(二)には全部で39名の作家さんがオリジナルの童話を寄稿されており、各話にはもれなく挿絵がついてます。その中の1作品である『おなかのおおきなおひめさま』に、私は2枚の挿絵を描きました。
文庫本サイズで、厚さが2cmぐらいあります。大ボリューム!
各話に添えられた挿絵をぱらぱら見ると、どれも個性的。魅力的。うまい!
製本がかなり本格的で、書店の棚に並んでいてもぜったい同人誌とは気づかないハイレベルな仕上がりに大変驚きました。
作家陣には私がよく知るお名前がいくつかあり、まずそれらの作品を読んでみたのですが、これまたなんという重厚さ! 外見だけじゃなく中身までプロ仕様。もはや唸るしかない。
私もnoteで知り合った創作仲間と何度かアンソロジーの文芸同人誌を作ったことがあります。また、誰かが作ったアンソロ本も何冊か購入しました。それらを読むたびにひしひしと思うのですが、作品レベルが異様に高いんですよ! もはや素人の物書きとは呼べぬ。
実際に、私がそうして関わってきた人の中には、コンテストに入賞したり、文芸賞を受賞したりして、本当にプロの作家になった人も複数おられます。みんなすげーーー!
『ウミネコ童話集(二)』にも、デビュー前の「担当編集者との出会いを待ってる」状態の方が何人かいらっしゃるのではないでしょうか。また、すでにデビュー済みの作家さんもいるに違いない。挿絵にもプロの匂いがしまくっています。そんな実力者が集う場所に私も参加することができ、大変光栄です。
ウミネコ制作委員会さんは、たくさんの仲間と全国の文フリに出店されるなど、精力的に活動なさっている様子。
ネットショップもあって、地方在住者には助かります。
ニツカちゃん、ふんわりふわふわキュートなおひめさまの童話に挿絵を描かせてくれてありがとう!
寒くなってきたこの季節。たくさんの読者の心に、この温かさが届きますように。
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これまでnoteで知り合った方からいただいた絵や漫画のご依頼の一部は、下記「*押し花*note」にまとめてます。また一輪増えて嬉しいな。
最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。