#おえかき教室(8)男子の描き方
<前回までのあらすじ>
ピロココさんからの質問「がっしりしたイタリア人おじいさんの描き方」のアンサーnoteの中で、モデルになったおじいさんのマフィア疑惑が浮上しました。
ピロココさん:おじいに写真アップしたのバレたら八つ裂きになるな……(笑)
私:こうなったら私も流れ弾に当たる覚悟で参ります。
びくびくしながらアンサーを書き終え、さあnoteを閉じようと思ったら、
・・・・・・パアーーーーーーーン・・・
私:みなさん・・・・・・じかいも・・・・・・お、たの・・・しみ・・・・・・に(ガクッ)
倒れた私にピロココさんがコメント欄でこんなことを言ってくれました。
ピロココさん:最後のパーンっておじいからの攻撃???いやーん!多分、拍手のパーンなはず!!!
拍手のパーン!
それはつまり、ブラボーってこと?アンサーがよく書けたって?だったら嬉しい!
喜んで目覚めようとしたら猫が来ました。
私:(猫に蹴られて起きました)
そこに乱入してきたのが池松潤さんです。
池松さん:最後に流血して倒れた猫耳のサラさんが見たいすw
この流れを漫画にすると、こうなります。
以上、前回のあらすじでした。
(あ、猫耳描くの忘れた。池松さん、メンゴ)
*
さて、今回のお題です。
実はピロココさんから、もうひとつ質問をいただいておりました。
ピロココさんが「私を守護してくれている存在達」というテーマで描いた絵がこちらです。
おお!イケメンが二人も!
私的には細マッチョですっきりシュッとした感じの男子と、鬼滅の刃の竈門炭治郎と、小さな精霊達っていう絵を描きたいと思いました。
細マッチョと竈門炭治郎と精霊のみなさんに、ピロココさんがあたたかく見守られているわけですね。うらやましいじゃないか!細マッチョくんのTシャツの色合いや、ピロココさんの服のデザインも素敵。
聞きたいことってなんだろう?
右側の男子の顔は決まらないし、体もなんとなくこれまたナヨッとポヨッとしていて、セクシーに感じないなぁ・・・とガッカリ・・・。
炭治郎もなんか・・・弱そう(涙)
えー!男子の顔、いいですよ!やさしそうで色気もある。体は細身だけど、別にナヨッともポヨッとも感じないけどなあ。
(ていうか、前回のおじいさんのことも「がっしり描きたい」っておっしゃってたし、ピロココさん、単にマッチョが好きなだけなんじゃ・・・)
よし、わかりました!
この炭治郎はかわいくて私好きなので、男子のほうを見てみましょう。レッツゴー!
1.お題「細マッチョな男子が描きたい」
ピロココさんを見守る男子を細マッチョにします。これは簡単ですよ。いまの体の輪郭を、もう少し大きく描けばいいだけです。こんな感じ。
ピロココさんの絵を重ねてみましょう。
首、肩幅、胴、下半身、けっこう大きく描いたつもりだけど、「こんなのまだまだよっ!」てことでしたら、ピロココさんのお好みのボリュームまでマッチョにしてくださいね。(前回のおじいさんの胸板も参考に)
2.男子の全身を描いてみよう
一から男子を描いてみましょうか。どうせなら全身いきましょう。
もう、このおえかき教室で何度も言ってますが、人体を描くのはむずかしいです。「むずかしすぎて描けない!」そんなときは?さあ、みなさん、どうすればいいんでしたっけ?
そう。
トレースです。
早速みんなで呼んでみましょう。「ぱーくたーそさーーーん!」
細マッチョなモデルを探しましょうね。探したら、はい、トレース。
私は細身が好きなのよ。だから、肩幅や太腿は写真よりも細めになぞりました。パーカーの丈をやや短めに、そのぶん足を長く描きました。
「トレースするのにどの線をなぞればいいのかわからない」というお言葉を以前いただいたんですけど、これはもう好みです。何度もトレースすれば、自分好みの線が見つかります。服のシワの省略の仕方なんかも、好みや癖で分かれるし、そのうち自分にしっくりくる描き方を手が覚えるはずです。
こういう何気ないポーズがいちばんむずかしいんですよ〜。上半身は慣れたらわりと簡単に描けるけど、下半身は難所が多い。靴とかもうね。想像では描けない。あとなにげにパーカーの襟なんかも、思い込みで描いたらえらい目に遭います。
こんな絵を何も見ずに描けたらすごくカッコいいし、ベテランのプロ絵描きさんならたぶん描けます。ただその域に達するには、ものすごい数の絵を描く経験が必要で、私にはまだ全然足りない。
漫画を描くとき、人体をそのままトレースはしませんが(全ページでそんなことやってたら、同じポーズのモデル探しで1年が終わる)、自信のないポーズは似た写真を探して、見ながら描きます。
(漫画を描く人向けに書いた、ぶっちゃけトレース推しnote。100円↓)
(「本当に必要な人だけ買って読んでください」と書いたら、買ってくださった方の半分が絵を描かない人でした。漫画描く人向けって言ったのに。さては私のこと好きだな?私も好きです。ありがとう)
3.まとめとオマケ
ピロココさんはアナログ(紙に色鉛筆)で描かれているようなので、上記で紹介したトレースはやりにくいかもしれませんね。私はむかし、習字に使う半紙を写真やうまい絵の上に載せて、鉛筆でなぞっていました。トレーシングペーパーだと線が透けて見やすいので最高!(まさにトレースのための紙)
お手本を横に置いて見ながら描くだけでも、上達のスピードがぐんと早まると思いますよ。
あ〜〜男子が描けるようになったら世界が変わる気が……いやきっと変わる!
それが出来たらやりたい事いっぱいなのです。
ピロココさん、男子をたくさん描いてください。新しく開けた世界で、やりたいこと存分に楽しんでくださいね!
最後に。
私の「ちょっと中性的な男子達のBL寄りストーリーが大好き」だと言ってくれたピロココさんに感謝を込めて、サービスショットをお届けします。
この写真の左の人、上のパーカー男子と同一人物です。写真のタイトルは「英語教師にメンチを切る国語教師」。
私がトレースしたらこうなりました。
なんで?
むふふ。
また次回、お会いしましょう。
これまでの教室の様子は、こちらのマガジンでご覧いただけます↓