猫の歯は物を噛むのに適しているのか
肉食動物の特徴の一つである歯。
尖った歯は獲物を仕留める時に、また奥の歯も人間の歯とは形状が異なり嚙み潰すためというより筋をかみ切ったり骨から肉を引き剥がすのに適した形と言えます。
ちなみに通常は切歯(手前のちゃいちい歯)は上下並行に犬歯は下の歯が手前上が奥にすれ違いに生え、奥の上下の歯は上の歯が手前に、下の歯が奥に収まる様になっています。(猫ではシザーズバイトって言わないのかな?)
通常かみ合っていない前臼歯ないし後臼歯を噛み合わせたい時は、耳を倒して嚙合わせると言われています。(奥歯を使って物を噛もうとした時の愛猫を観察すると見れるはず)
面白いですね。
人間は消化を良くするために食べ物を咀嚼して、飲み込みますが猫はしません。
そもそも、そんな歯は持ち合わせていないし本来の噛む行為は飲みこめる大きさにしているに過ぎないのだと思います。
実際、愛猫の食べる様子を見ていてもドライフードを一粒一粒カリカリとよく噛んで食べる子はいないと思います。
それは吐いた物を見ると良く分かります。
与えたまんまのドライフードがふやけた状態で出てきています。
人間の感覚でいう「食べ物の消化を良くするために噛んでいる」のと猫がドライフードを噛んでいるのは、意味が違うという事だと思います。
個猫差はあると思いますが、ほとんどの猫は大して噛まないもん。
あと、ガジガジ齧り食べする子とペショペショ舐め食べする子がいますよね。
ガジガジ食べは食器に歯が当たる音が聞こえます。男の子や野良経験のある子に多い印象。
愛猫の食べ方のクセに合わせて食器を選ぶと良いかもしれないですね。