武道館に向けるビジョンが不安定な理由
それは現行メンバーだけで立つ武道館のイメージなのか、夜桜たまと猫乃木もちを含めたあのアイドル部メンバーが武道館に立つイメージなのか、どちらなのか。
という点だ。
この2つは「武道館を目指す」という大まかな言葉の中に組み込まれている。
その1つの言葉の中でそれぞれのイメージに大きな乖離があるのだ。
まさに武道館に立つ姿を見るのが最高の目的か、最高の姿で武道館に立つ姿を見るのが目的か、という違いに繋がる。
このイメージの違いと言うのが厄介で、たまちゃんや猫乃木女子を最推ししてた人達の協力を強く得られるかの分水嶺でもある。
もし仮に前者で進むなら仮に戻ってきても素直に戻った事を受け入れられない層が確実に出るし、最推ししていた人達のモチベーションは上がらない。
後者なら2〜3年では足りない時間はかかるし難易度も跳ね上がるがそれに備えてそれぞれが折り合いをつける準備や形を作ることもできる。
私自身もそのどちらでも応援はするがどちらなのかで協力は多分しない。
とは言えそれをハッキリしない限り明確なビジョンの共有は難しいだろう。
みたい武道館に立つ姿の形が違うのだから。
後者は現実的ではない、という意見は重々に承知はしているがそれでも未だそんな未来を期待しそこを目指そうと見据えている層が恐らく少なからずは居るだろう。
考えて欲しい…、舞台で輝く彼女達の姿を見た時に絶対に彼女達をもっとも推していた人達の胸を1つの言葉が掠めるはずだ。
「ここにあの子が居たら…」と…。
それが人間という生き物の心だ、否定のしようも無いしそう思ってしまう心に罪もない。
過去を切り捨てることと前を向く事は違うし過去に囚われることと過去を糧にする事も違う。
大きな舞台であるからこそ、その時感じてしまう不完全さという物が大きくなってしまう。
未来を見据えるには過去を切り捨てるのではなく背負って前を向かねばならぬ。
忘れた振りも、気付かない振りも多分出来はしないだろう。
話がそれた、ともかくだ。
まずはやはり崩れたビジョンのハッキリした明確化は急がれるべきだ…。
どちらの方向性であるのだとしても今のまま定まらないビジョンを追い求めるよりも成功の確率は遥かに上がる。
これに関してはメンバーや運営からはなにも言えないだろう。
ファン全体が何を見たいのか、それが重要になる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?