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「もう限界…」そう思った私がラクになれた発達育児のコツ
「もう限界…」そう思った私がラクになれた発達育児のコツ
発達障害を持つ子どもの育児は、想像以上に大変なもの。
私は発達障害の小学生低学年の長女を育てる
30代のママ、ねこやまです。
毎朝
「ママ、学校行くわけないだろ。
ふざけんな。
私はママの操り人形じゃないんたよ」
「宿題やるわけないだろ。
面倒。
1年生の時から嫌だけど宿題やったのに、
頭良くなってないんだよ。
私はバカなんだよ。
ママ嫌い。ママデブ。ママブス」
と長女の暴言・暴力と格闘する日々。
いじめられているとか、
友達がいないとか、
体調不良とかなら、
無理して行かせようとも思いませんが、
行けば早退することなく、
放課後は友達を毎日連れてくるくらい楽しんでいるのです。
かつての私も
「もう無理…」
「もうママやめたい」
「なんでうちの子だけ…?」
「どうしてこんなにこだわるの?」
「暴言・暴力・登校渋りもう疲れた」
と何度も涙を流しました。
しかし、試行錯誤の末に少しずつ育児がラクになり、子どもとの時間を楽しめるようになったのです。
この記事では、そんな私が実践し、効果を感じた発達育児のコツをお伝えします。
1. 「普通」を手放すとラクになる
発達障害を持つ子を育てるうえで、何よりも苦しかったのは「普通の育児」と比べてしまうことでした。
「同い年の子はできているのに、うちの子はまだできない」
「ママ友の子はスムーズに登校してるのに、うちは毎朝大騒ぎ…」
そんなふうに比べては落ち込んでいました。
しかし、「普通」を求めるのをやめ、「この子に合った育児をしよう」と意識を変えた途端、気持ちがラクになりました。周りのペースではなく、わが子のペースで育っていけばいい。そう思えるようになったことが、最初の大きな転機でした。
「普通」なんてない、過去の自分の価値観が作った思い込みだと気が付きました。
2. 子どもの「得意」を見つけて伸ばす
発達障害の特性上、苦手なことが目立ちがちですが、得意なことも必ずあります。
わが子の場合、勉強(特に漢字)が苦手ではありましたが、音楽や図工に強い興味を示していました。
そこで、好きな音楽を活用しながら言葉を教えたり、リズム遊びを取り入れたりしました。
絵をかいたり工作を作ったりするのが大好きなので、造形教室に通いました。
すると、心が落ち着いてきました。
子どもの「好き」や「得意」を伸ばすことで自己肯定感が高まり、苦手なことにも少しずつ挑戦する余裕が生まれました。
3. 伝え方を変えてみる
発達障害の子どもは「言葉だけの指示が通りにくい」「曖昧な表現が理解しにくい」といった特徴を持つことがあります。私も「片付けなさい」「静かにしようね」などの声かけが全く伝わらず、イライラしてしまうことがよくありました。
そこで、
「おもちゃはカゴに入れようね」と具体的に伝える
絵カードやイラストを使って視覚的に説明する
タイマーを使って「あと○分で終わりだよ」と時間の見通しを伝える
といった工夫をしたところ、子どもがスムーズに動けるようになりました。伝え方を変えるだけで、こんなに違うのかと驚いた瞬間でした。
4. 「できないこと」に目を向けすぎない
発達育児では、どうしても「できないこと」に目が行きがちです。私も「どうしてお友達と遊べないの?」「なんでこの程度のことができないの?」と、子どもの成長に不安を抱えていました。
しかし、成長のスピードは人それぞれ。「自分で宿題を半分やり終えた」「昨日より少し落ち着いてご飯を食べられた」「今日はいつもより長く座っていられた」など、小さな成長を見つけて喜ぶことを意識しました。すると、焦りや不安が減り、子どもの成長を前向きに見守れるようになったのです。
5. ひとりで抱え込まない
「私がしっかりしなきゃ」「周りに迷惑をかけられない」と思い込み、全てをひとりで抱え込んでいませんか?
私もかつては「他人に頼るなんて…」と思っていました。しかし、
児童発達支援センターを利用する
保育園・学校の担任の先生に相談する
学校のスクールカウンセラーに相談する
児童相談所に相談する
児童精神科に相談する
SNSで同じ悩みを持つ人と繋がる
など、支援を求めることで気持ちがグッとラクになりました。ひとりで頑張りすぎず、「助けを求めるのは悪いことじゃない」と思えるようになったことが、大きな変化でした。
6. 自分を責めないことが何より大切
発達障害の育児では、「自分のせいなのでは?」「私の育て方が悪かった?」と自責の念にかられることが少なくありません。
しかし、子どもの特性は「育て方のせい」ではありません。
むしろ、「この子にとって一番いい関わり方は何だろう?」と考えながら試行錯誤することが、親としてできる最大のサポートです。「頑張ってる私、えらい!」と、自分を認めることも忘れないでください。
毎日、宿題をやらない長女に宿題を促すと
「宿題やるわけないだろ。
ママ、ふざけんな。
私はママの操り人形じゃないんだ」
と暴言・暴力を振るわれました。
私は親に反抗できない、反対意見を言えない子供。
また、暴言や暴力も全くなく、どちらかというと素直で扱いやすい子でした。
だから、長女を理解できずに
自己肯定感が低く、
自己犠牲がひどかったので、
「私が甘すぎるからこんな子になってしまった。
育て方間違った」
と悩んだこともありました。
しかし、「自分と子どもを責めない」「褒めまくる」と意識するようになっらた人生が楽しくなってきました。
☆私がやってる褒め括
・学校に行けたら100点
・生きていらた100点
・育児も仕事をしたら100点
・子どもを褒めた自分も褒める
・「褒める」を意識したコウペイちゃんの本を読む
・親野智可等さんの「子育て365日」を読む
まとめ:発達育児は大変。でも、少しはラクになる道はある
発達障害の子どもを育てるのは確かに大変ですが、少しずつ工夫を取り入れることで、ぐっとラクになります。
今日からできること
✅ 「普通」を求めるのをやめてみる
✅ 子どもの「好き」や「得意」を伸ばしてみる
✅ 伝え方を工夫してみる
✅ 「できないこと」ではなく「できること」に目を向ける
✅ 支援を求めることを恐れない
✅ 自分を責めず、労わる
「もう限界…」と思っているあなたへ。
あなたはもう十分に頑張っています。
少し肩の力を抜いて、一緒にゆっくり進んでいきましょう。
一緒に頑張りましょう。