日本にたくさんある光景は素晴らしい産物。ありがとうをもっと言おう!
なんだかちょっと説教くさく感じてしまうかも知れませんが、
日本はスゴイよ、というお話です。
日本に一時帰国した際に必ず「することリスト」に入れているのは、
コンビニに行くこと、と
ドラッグストアに行くこと。
一大イベントですよ!
日本人男性が、日本に着いたらまず吉野家の牛丼を食べる、と言ってるのと、同じです。
アジア以外の国に旅行したら分かると思いますが、
24時間営業のお店って、本当にないんですよ。
存在したとして、あんなに明るくクリーンな店内で、並んでいる商品も新しくて、なんてあり得ないんです。大体暗いか、酔っ払いがいるか、商品がホコリかぶってるか、言葉の読めない国の品物が多かったりとか…。
いつ何時でも買い物が出来ない環境にいると、出来る時間帯で意識して動くようになるので、久々の日本で居酒屋にいる時に急に必要なものが出てきても、
「もうこんな時間だから仕方ない、明日にしよう」
なんて思うんですよ。
ところがお店を出ると目の前にコンビニがあったりして、
「あぁ、ですよね〜、買えるんですよね〜笑」と思い出す訳です。
そして、日本が誇るべきドラッグストア。
何がすごいって、
「頭の中に思いつく限りのものが、商品化している」こと。
あんなものあったら良いな、という細か〜〜い希望が、全て具現化している、と言っても良いです。
私は、帰るたびにいちいち感動する。
なぜなら、「痒いところに手が届く」ものばかりだから。
むしろ、ここまでやるか!?のレベルでもあります。
でもね、ちょっとだけ残念に思うことは、
日本人がそういう素晴らしいことを、あまりに「当たり前」としていて、
全くありがたがっているように見えない。
まだまだそれでも、足りない、と言ったような顔をしている……ように見えるのです。
分かりませんよ、心の中では嬉しい!こんなものまで商品化するなんてスゴイって、思ってるかも知れないんですが、日本では消費者の立場が、作り手より遥かに高いですよね。
一流レストランでなくても、小さなお店でも、100円ショップでさえも、あれほどのクオリティのサービスと接客をする国はありません。
値段と商品やサービスが、比例していないのが日本なんですよ。
でも、どんな水準のお店でも、お客さんは神様ですから、素晴らしいサービスを受けることを「当然」としているように見えて、なんだか複雑になりました。
馴染みや行きつけのお店以外で、店員さんに「ありがとう」と言っている人って、どれくらい居るんだろう、と思ってしまいました。
素晴らしい技術や練りに練られた商品を当たり前に手に出来るのは、すごく恵まれているし、
丁寧な接客やサービスは、国外ではお店の水準に比例していますし、レストランならウェイターさんを人として扱い、会話のキャッチボールやアイコンタクトをしないと敬意を示していないと思われ、最悪の場合は退出になるでしょう。
でも、海外のように、日本も水準に合わせて接客や商品が粗悪になる必要なんて微塵もありません。
それこそが、日本の良さなんですから。
中国人の友達に、なぜ日本で爆買いするのか聞いたら、
「日本なら、どの商品でもきちんとした質のモノだっていう信頼がある。」
と言いました。
大して良くもないのに高い化粧品や、美味しくもなかったのに高かったというようながっかり体験はこちらでは数え切れないほど経験します。
店員さんのひどい態度に、その日一日を丸々台無しにされたこともたくさんあります。
日頃当たり前に見ているものに感謝の気持ちを持つのは、そんなに簡単ではないと思うし、私自身は環境的に離れているからこそ言える部分もあります。
でもね、皆さん、日本のコンビニとドラッグストアは世界一ですよ!(笑)
サービスも、素晴らしいですよ!
是非、神様の立場であっても、ありがとうって言ってみてくださいね。