絵本「龍のたてごと」を作って思ったこと
私の2作目の絵本「龍のたてごと」が出来上がりました。
8日から八王子のcafe rinさんで展示販売します♪
おはなしの季節の秋に合わせた色を選びました。
裏表紙には猫ふたり。
この絵本は毎日色々がんばっている大人のみなさんに、
ひとときホッとしていただきたいおはなしとイラストです。
おはなしのはじまりは本屋さん。
今は少なくなってしまった町の本屋さん。ねこ世界で活躍中です。
りょうまは雑誌「ミー」を毎回楽しみに読んでいます。
ねこ世界では「ムー」でなくて「ミー」が出版されているみたいですね。
ダジャレみたいですがオマージュです。
ここでおじいちゃんに似たもじゃもじゃの猫に出会います。
この「町の本屋さん」や「発売日を楽しみにしていた雑誌」などの、
ちょっとした懐かしいコトをおはなしに入れるのが好きです。
一緒に懐かしく思い出してもらえると嬉しいです。
このほかにもいくつか懐かしポイントがあります♪
主人公りょうまは、昨年発表した「おじいちゃんけんきゅう」でも出てきた猫です。
前作では小ねこ学校でしたが、大きくなって中ねこ学校になりました。
今回は白い龍さんが出てきます。
しっぽに糸を張ってたてごとを弾く、やさしい龍さんです。
そして、前作はおじいちゃんとおばあちゃんが出てきましたが、今作ではお父さんとお母さんが出てきます。
りょうまを前作で先に決めていたので、お父さんお母さんの毛色と性格を迷いましたが
おはなしを作りながらしゃべらせてみたらうまく決まりました。
(妄想はたいがいお風呂です)
りょうまの家族関係は、リアルな私の家族と似ている…のかな?
おはなしといえば。
今作は主に、開いた左ページに文章、右ページにイラストというレイアウトになっています。
イラストをスキャンしたところ、余白が少し生成り色っぽくなりました。
使用した水彩紙の色ですね。
左ページを真っ白にすると右との差が気になってしまったので、
左ページも何も描いていない水彩紙をスキャンしてそこにテキストを載せています。
どうでもいいような、でもこだわったところのひとつです。
画像だとわからないので、ぜひお手に取って見ていただきたいです。
さて、絵本展では作家それぞれのミニ額イラストもご覧いただけます。
テーマは「赤い気持ち」。
私のイラストはこちらの3点です。
これは冒頭の本屋さんをりんごに入れちゃいました♪
10㎝角ほどの絵なので本屋さんも細かいです。
こちらもお店でご覧くださいね。
手づくり絵本展は明後日8日から、
八王子cafe rinさんで開催です。
よろしくお願いします♪