Minecraftをオープンワールドに進化させよう!<MOD導入のオススメ(1.19)>
デフォルトのMinecraftは機能が足りなさすぎて、そのままではオープンワールドとは呼べません。ですが、MODを追加して、快適なオープンワールドの世界に造りかえることができます。
この記事の投稿時点の最新版、バージョン1.19に対応したMODを紹介します。なぜそのMODを選んだかの理由とともに紹介していきます。
既存のMOD紹介記事とは一線を画す内容となっています。全く異なるMODを推奨することになるやもしれませんが、気にしないでください。
重要な前提条件:セーブデータ互換性
ここで紹介しているMODはすべて、セーブデータ互換性があります。
何かというと、仮にもし、これらのMODを使った後に外したとしても、MODを導入していたワールドは問題なく維持されるということです。
つまり、いつでも(使用者の都合で)MODを外すことができますし、将来のMinecraftのバージョンアップにMODが付いてこれなくなり、やむを得ず外すことになった場合でも、MODの機能は使えなくなりますがワールド(セーブデータ)は安全です。
私はRP上のルールとして、セーブデータ互換性のないMODの利用を禁じています。MODを付け外ししたことでワールドが破壊されるのは、あってはならないことなのです。
また、これらのMODはすべて、クライアント側に導入するMODです。サーバー側への導入は原則不要です。
おすすめMOD一覧(導入順)
※Minecraft Java Edition 1.19 対応
※①~⑧の数字はインストール順です。
① Fabric
おすすめ度:★★★★★(ほぼ必須)
導入率:★★★☆☆(MOD利用者の半数程度。Forgeと競合するので、どちらを選ぶかによる)
言わずと知れた定番の基本MOD。
Minecraftをインストールした直後は、一度だけバニラで起動して動作を確認し、終了してからインストールしてください。
Minecraftのインストール → Fabricのインストールとすると、うまくいきません。一度はバニラで起動する必要があります。
Minecraftの本体のアップデートの時は、Minecraftの再インストールがおすすめです。
ちなみにMinecraft ForgeというMODも存在するようですが、forgeとfabricは排他です。両方導入すると競合しますので、どちらか一つしか導入することはできません。最新のMinecraftをプレイするなら、fabricを選んでおけば間違いはないでしょう。
導入方法は、その辺に転がっているMinecraftプレイヤーの記事を参考にするのではなく、そのMODの制作者・制作チームの公式サイトで最新情報を確認するようにしてください。https://fabricmc.net/ をよく読んで理解の上、導入しましょう。
② Fabric API
Fabricのインストールの完了後に導入する追加MODです。基本的に必須ですので、こちらも欠かせません。① Fabric のサイトから入手できます。
③ Iris Shaders
おすすめ度:★★★★★(ほぼ必須)
導入率:★★★☆☆(使用者は割と見掛ける)
シェーダーMOD(影MOD)等と呼ばれているMODです。インストール手順がやや分かりにくいため、Windowsの知識がある程度ないと、よく分からないと思います。よく分からない場合は諦めてください。総じてMODというのは、そういうのを理解の上、利用できる方向けのものなのです。
インストールするときは、"Install as Fabric mod" にチェックを付けてインストールを開始しましょう。Fabricと共存してくれます。逆にチェックを付けないと Iris Shaders 専用のセットアップをしてくれますが、そこにはFabricが入っていないので後々困ることになります。"Install as Fabric mod" にチェックを付けるのを忘れないようにしましょう。(デフォルトではチェックが付いていません)
Iris Shaders を専用インストーラを用いて導入すると、Sodium というMODが自動的にセットで付いてきます。自動的にインストールされるので何も設定しなくて大丈夫ですが、こだわりのある方は設定を始めても良いでしょう。Sodium は軽量化MODと呼ばれている類のMODです。
④ BSL Shaders
https://bitslablab.com/bslshaders/
おすすめ度:★★★★☆(シェーダーは好みがある)
導入率:★★★☆☆(利用者数は多め)
上記「Iris Shaders」だけでは見た目は大きく変化しません。シェーダーパックと呼ばれるモジュールを shaderpacks フォルダ内に配置することで、ゲーム内でシェーダーを選択できるようになります。数あるシェーダーパックのうち、現在私が最も推薦するのが BSL Shaders です。
BSL Shaders は配信者がよく使っている印象があります。そのため、配信者のMinecraftの画面内の見た目を再現することができるようになることが、大きなメリットです。マイクラの配信者の方は、まず BSL Shaders を導入して好みに合うかどうか試してみましょう。配信しない方も、試す価値は十分あるでしょう。
BSL Shaders は設定項目が多く、細かなカスタマイズができます。あれ、ちょっとイメージと違うな? と思った事柄も、設定を変えれば直せたりします。例えば私は、
ROUND_SUN_MOON=true
AURORA=true
の2つの設定を追加しています。※実際の設定はゲーム内の画面から行います。
太陽と月を円形にすることと、夜間のオーロラ表現の追加です。Minecraftのデフォルトの太陽と月は四角形なので気になる方もいると思います(私は「バグじゃないか?」と思いました)。BSL Shaders の設定を変えることで直せますので、安心ですね。
導入すると、90年代のレトロゲームのようなMinecraftが、10年代のオープンワールドのゲームに進化するくらいのインパクトがあります。
⑤ Xaero's Minimap
https://chocolateminecraft.com/minimap2.php
おすすめ度:★★★★★
導入率:★☆☆☆☆(配信者では見たことがない)
通常、オープンワールドのゲームには(道具に頼らない)「ミニマップ」が付いています。ミニマップ機能を再現してくれる貴重なMODです。
稀に嫌う人もいますが、私はMinecraftのサバイバルモードにミニマップは欠かせないと思います。
配信者の場合は道に迷っているのも一つの撮れ高ですので、ミニマップは不要でしょうが、配信していないシングルプレイの場合、道に迷うのは時間の無駄でしかありません。
ウェイポイント(Waypoint)機能があり、私はウェイポイントの設置を当たり前のようにします。迷子になることはなくなります。
建築にも活用しています。これを用いてブロックの置きミスが減りました。欠かせない機能です。
レーダーがあります。MOBはもちろん、地面に落下したアイテムの位置も表示されます。拾い忘れのチェックや、接近してくるMOBの判別などに使用します。
常に座標・現在位置のバイオーム等が表示されていますので、F3キーを押して確認する必要はなくなります。
時刻の確認ができます。ベッドで寝ることができるタイミングや、村人の行動パターンの把握など、Minecraft内の出来事を正確に把握できるようになります。
光源からの灯りと、太陽からの明かりの両方を確認することができます。沸き潰しの確認や、作物が育つかどうかの確認、村人ゾンビがダメージを受けてしまわないかの確認など、用途は多岐に渡ります。
私は「普通、ミニマップはあるやろ」と思ったので、何のためらいもなく導入しました。
⑥ Xaero's World Map
https://chocolateminecraft.com/worldmap.php
おすすめ度:★★★★★
導入率:★☆☆☆☆(配信者では見たことがない)
ワールドマップです。何故かMinecraftには用意されていませんので、その機能を追加してくれる貴重なMODです。
「Xaero's Minimap」とセットで使用することにより、ミニマップに表示された情報をワールドマップでも表示できるようになります。
ワールド生成の最初からこのMODを使用することにより、生成済みのチャンクはどこかの確認もできるようになります。
私は「普通、ワールドマップはあるやろ」と思ったので、何のためらいもなく導入しました。
⑦ FPS Display
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/fpsdisplay
おすすめ度:★★★☆☆
導入率:★☆☆☆☆(何故かほぼ見掛けない)
現在のFPSを画面に表示します。F3でも見ることができますが、F3の画面を常に表示していると画面が大変見づらいため、FPSだけを表示するMODというのは貴重です。
あまり邪魔をすることもありませんので、導入しておくのがおすすめです。
高スペックのゲーミングPCを使用しておりFPSの低下など有り得ないという環境の方は、FPSが上限値にはりつくのを眺めるだけなので不要かもしれません。
⑧ FlightHUD
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/flighthud
おすすめ度:★★★★☆(エリトラの使用が前提)
導入率:★☆☆☆☆(配信者では見たことがない)
なぜ有視界飛行にこだわっているのですか? 有視界飛行ではなく計器飛行を始めましょう。
飛行中にHUD情報を表示してくれるMODです。飛行しているときのみ表示されます。装備品「エリトラ」を使っていないなら不要ですが、使っているならこのMODの出番です。
配信映えするのに、何故か使われているのを見たことがありません。単にMODの存在を知られていないだけかと思います。
見栄えだけでなく利便性も向上します。対気速度や高度などの情報はもちろん、方位、姿勢の状態、エリトラの残り耐久値(MODでは「燃料」として表現される)も把握できます。
とんでもなく優秀なMODですので早く使いましょう。
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