![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162191025/rectangle_large_type_2_7257c5e3db21b4c19a106d0834ef788e.png?width=1200)
わたしの中の14歳を大事にすること
こんにちは。長尾早苗です。
今回は30代になっての悩み、自分の中にいる「少女」との付き合い方について。
30代になると、自分が「女子」といえるのかどうかすごく悩みます。まだ無理も(初期は)効くので、ついつい徹夜続きも当たり前になってしまう友人たちを見てきました。
どこまでが大人でどこからが子どもなのか。
20代の時に10年かけてさんざん培ってきた自意識との葛藤に悩みます。
きらきらしててふわふわしてて、もしくはきらきらしたくてふわふわしたくて、不安定なのが当たり前だった10代・20代。そこそこ経験も積んで、でも若くて楽しい30代前半。今、「楽しいことをする」ことを人生の初期設定に変えておかないと本当に暗いまま過ごすことになりかねないと思っています。
そこで出てくるのが「ここまではっちゃけてていいの?」という問題。
大丈夫。世間はそんなにわたしのことを見ていない。むしろこっち見んなくらいの意地悪さでもちょうどいい。だからたまに「あ! わたしの中の14歳がまた泣き出した!」くらいの軽い気持ちで、不安定になったら客観視して、「14歳、そうかぁ、今さみしいんだね」と思う。
結婚していても、子どもがいても、パートナーがいても、仕事があっても、どれか一つを選択することもできなくて、わたしたちはいつまでたっても14歳。女子のままのこころがあると思います。不安定で、自分から「女子です!」と宣言しづらいし、「おばさんです!」と割り切れられたらどんなに楽だろうとも思いきれない。
からだも無理がきかなくなるし、だんだん体力も落ちてくるのを、アミノ酸やたんぱく質やパートナーや友人とのラインで発散する。
そんなお年頃になりました。
いくらでもやりたくないことは出てきて、それでも何かを成し遂げて誰かに認めてもらいたい。14歳なんですよ。
「何者かになりたい」問題はたぶんここから出てくると思うんですが、大丈夫、わたしもそうです。
作家としてデビューすることもできて、それなりに楽しい。「何者か」にはなれたけど、どうしようにもならない不安定な部分がつきまとう。これでいいのかな、これであってるのかな、と日々試行錯誤は重ねるけれど、自分ではっきりYes! もNo! も言えない。どっちつかず。
その「どっちつかず」で急に14歳が泣き出したり、戸惑ったり、いきなり重要なことを考えたり、ひとしきり誰かに会いたくなったり、不安定な中を必死で生き抜こうとしている。必死なんだねぇ。
それでもなお、さみしさあまって自分軸で楽しいことを見つけにいくことができなくなったりする。
わたしの同級生たちは同じような環境に置かれても、「これをしていると楽しいと思ってる」「今こういうことをしたら自分(の中の14歳も含めて)は喜ぶ」「今自分がこういう態度を取ったらわたしはうれしい」などの、自尊感情がきちんとある状態にいることをフラットにできる子と、その子自身の自尊感情を削られるのを見ていてこっちがひりひりするほど怒りたい子と、どちらもいます。
わたしは今こうしているからこうなんだ、という説明は自分とパートナーができればいいのだと思う。パートナーにいいにくいこともあると思うので、自分自身で説明がつけばそれでもいいのだと思います。
ずっとアラサーを書いてきたからか、もっと飛躍できる来年になればいいな。1年なんてあっという間だったから、恐ろしいことに薄目を開けたら7年8年もあっという間かもしれないな。
パートナーが帰ってくる前に、自分の14歳をいたわろう。
よくがんばったね。
いいなと思ったら応援しよう!
![長尾早苗](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117489746/profile_fde031543c4d4cf32ec9b335e4424274.jpg?width=600&crop=1:1,smart)