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読書記録日記

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2021年6月からの読書日記をまとめています。
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2024年1月の記事一覧

【詩人の読書記録日記ミニ】草間小鳥子『源流のある町』(七月堂)所収「役に立たないものについて」を読んで

【詩人の読書記録日記ミニ】草間小鳥子『源流のある町』(七月堂)所収「役に立たないものについて」を読んで

こんにちは。長尾早苗です。

今日は寒かったですね! 朝早くから読書会だったので、寒さが身にこたえたけれど、よい時間でした。

今日は、役に立つもの・立たないものについてお話しします。

こころに闇や影をまとう時

今年こそ「宿題を早く終わらせたい病」を治す

と誓った元旦。

いろいろなことが起こったし、リアルでしか出会えないお仕事も

年始からたくさんありました。

雑談の中で、こころに闇を抱

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【詩人の読書記録日記ミニ】北爪満喜『Bridge』(思潮社)を読んで―自分は自分として過ごすこと―

【詩人の読書記録日記ミニ】北爪満喜『Bridge』(思潮社)を読んで―自分は自分として過ごすこと―

こんにちは。長尾早苗です。

昨日は夜遅くまで作業でした。

企画に参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

今日はなかなか自分の仕事のペースを取り戻しづらかったので、

自分なりに自分を整えることをお話ししようと思います。

あの人はたぶんこう思ってる、から抜け出すこと

「怒ってる?」

これは、よく聞く質問第一位……だったのが学生時代。

自分のことをどう見られているのか、

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【詩人の読書記録日記ミニ】佐峰存『雲の名前』(思潮社)を読んで―ゆらぐからだとこころで生きること―

【詩人の読書記録日記ミニ】佐峰存『雲の名前』(思潮社)を読んで―ゆらぐからだとこころで生きること―

こんにちは。長尾早苗です。

やっと! やっと! 座ってものが書けるようになりました涙

このnoteを長年読んでくださっている方や、

わたしの著書を読んで知ってくださっている方もいると思うのですが、

わたしは毎日持病と闘っています。

今日はそれと、ちょっと今日回復するまでにいたったお話し。

安定して生きるため

わたしは12歳のときに、背骨が横に曲がる病気、側弯で手術をしました。

詩人

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【詩人の読書記録日記ミニ】小川三郎『忘れられるためのメソッド』(七月堂)を読んで

【詩人の読書記録日記ミニ】小川三郎『忘れられるためのメソッド』(七月堂)を読んで

こんにちは。長尾早苗です。

ひっさしぶりの詩人の読書記録日記。

今回はミニバージョンでお届けしますね。

幸せってなんだっけ

小川三郎さんはわたしも参加している同人『現代詩の会』の「ハルハトラム」でご一緒させていただいている詩人さんです。

時折、厳しくつらいニュースがあると手に取るのが小川さんの『忘れられるためのメソッド』でした。

この詩集の中でも「日課」という詩が大好きで、今度Podc

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