ELプレーオフ直前! バルサがユナイテッドに勝つための必勝法は?
事の発端
noteさんの「海外サッカー 記事まとめ」ってあるじゃん?
このブログ、海外サッカーだけを扱っているつもりなんですけどぉ~、なぜか3つの記事しかピックアップされてないんですけどぉ~。どうしたら毎記事ピックアップしてもらえますぅ~?
まぁ分かりますよ。おふざけテロップやってますよ、分析記事にしてはバラエティ要素強いとは思いますよハイ。でもそれがいいじゃん!!当ブログのエッセンスじゃないですか!!
これ以上言うと、せっかく書かせていただいてるnoteさんのクレーマーになってしまっているので、あっ、でもnoteさんめっちゃ書きやすいですよ!!画像とか載せやすいし、サムネイルめっちゃ見やすくできるし。はてなブログでやってるエスパルスブログもnoteに持ってきちゃおうかな?って思うくらい使いやすいですハイ。noteさんを上げておいて本題に移ります。
目指せEL優勝!バルサの最初の関門
■現状のバルサとユナイテッド
プレミアリーグがSPOTVNOWに移っちゃったんで、ユナイテッドを観る機会がめっきり減ってしまったんですけど、僕の知る現状のユナイテッドは、カゼミーロやっぱヤバいリサマルすげぇって感じ。メンツは知ってますけどね。具体的にテン・ハグがどんなサッカーやっているのかはよく分からないです。なんで今回はバルサ中心に進めていこうと思ってるんですけど、ここで両チームの予想スタメンです。
いや~、分かんねぇ。ユナイテッドに関しては年明け全試合のメンバーから予想してみました。エリクセンがボランチなのかな。冬にトップを補強して、ボランチもフレッジにマクトミネイに、バイエルンからザビッツァー来ちゃったし。頼むからバルサを葬りにEL参戦とかやめてくれ。
バルサについては、まずブスケツとデンベレがケガでアウト。ここには間に合わないと思う。代わりにガビちゃんをウイングに持ってくるかな。フェランはフィットしてる感ないし、ファティは限定的だし。ファティに関してはCFで使いたいってチャビの想いが見え見えなんですが。
ブスケツの位置はフレンキー一択。IHにはケシエ。ここ最近チャビの評価を高めています。ペップバルサの時もセイドゥ・ケイタいましたけど、どんなチーム、戦術にもbox to boxは必要なんだろうな。
ユナイテッドは開幕を悪夢の連敗スタートし、ロナウドの乱もありながら現在プレミアは3位。補強も当たっているし、調子はいいんじゃないんですか?
バルサもCLで少し上のクラブには勝てなかったものの、リーガでは無敵状態。そして意外と失点してない!!マジかよ!!リーガでは全部で7失点。内、カンプノウではわずか1失点!!ずっと見てきてるけど、このデータ意外だったわ。危なっかしいシーン多いんだけどな。
■チャビ・バルサの特徴
レヴァンドフスキっていう核弾頭を手に入れて、昨シーズンの決定力不足と、定まらなかったCFの問題を解決出来ました。メッシのゼロトップの幻影をかなり引きずってましたからね。スアレスの力業でカモフラージュしてた感もあったけど、レヴァで一気に晴れやかになりました。
チャビ・バルサの戦術的特徴なんですが、バルサといえば前線は3トップで中央は万能性でウイングは決定力を求めるタイプが重宝されていました。
バルサ振り返りです。これ見れば、歴代バルサ3トップは長年変わらない特徴がありました。
ですが、チャビは違っていた。CFは決定力、ウイングはカットインしてフィニッシュすることよりも大外で突破口を開く役目です。デンベレがチャビになって人が変わったかのようにパフォーマンスが上がったのも、戦術的な理由は大きいです。本人の性格改造もあると思うけど。
大外はウイングで勝負するので、SBは大外でオーバーラップするわけではなく内側に入ってウイングのサポート役になる。縦突破型のベジェリンがフィットせずに終わったのも、かつてのアウベスのようなウイング系SBは求められていないからなんですね。
インテリオールは、左にペドリがいるときはSBの位置まで下りてそこから運んでいく形が多いです。スペイン代表と同じですね。右に関してはクンデ、もしくは逆足SBになるバルデが中継役になる。なので右インテリオールは前線と中盤を行き来する役目になります。主にガビちゃんやってます。右SBの方がタスクは多いので、割とマジで冨安補強しろと思っているんですけど、クンデがCBに行かない限りはないですけどね。
ペドリが左の低い位置まで下りてくるのは、これはペドリが運べるというのが大きくて、昔はイニエスタが全く同じことやってました。相手のプレス回避が目的なんですけど、ペドリが前向いて持ち運ぶためにポジション落とすのは今のバルサの碇石ですね。
もう片方は、右インテリオールについては主にガビちゃん、今回はケシエになりそうですけど、ここはライン間で受けられるかが大切です。ドリームチームで言う「6番」の役割です。詳しくはバルサ振り返り第1章見て下さい。
実は、今ココにバッチリ合っている選手がいまして、それがフレンキー。元々ブスケツ後のアンカー候補でしたがなかなかフィットせず。ところがチャビ就任後に6番の役割を与えられると、覚醒したかのようにハマった。まさかここに来てバケーロの後継者が誕生するとは思わなかった。
これがチャビ・バルサの特徴です。で、同じことをユナイテッド戦やります。チャビ・バルサは相手が誰であろうとやり方は一切変えない。ペップは相手を超分析して、守備体型やビルドアップの形を変えていました。後出しじゃんけんの天才です。それ対してチャビはどんな相手でも不変。チョキに勝てる石でできたパーを作っている。この頑固さはマジでファンハールと同じで、国内では無敵でもCLとかチョット相手が上回っていると太刀打ちできないのはそういうところなんだろうなと。
ユナイテッドをどう攻略する?
■"6番化"する右インテリオール
そんなチャビなんで、ユナイテッド対策うんぬんよりも「どれだけ自分たちの時間を増やせるか」がポイントです。ここからは相手を仮想ユナイテッドとして、バルサが何をすればいいのか見ていきます。
ラ・リーガ第20節セビージャ戦から、ガビちゃんの2点目のシーンを見ていきましょう。
アラウホが最終ラインから配給する場面です。ライン間にケシエがいます。
アラウホからケシエに出ます。ここで相手CBの釣り出しに成功。
ケシエはクンデに落とす。釣り出したスペースにラフィーニャが飛び出す。このシステムがもうバルサですね。ケシエが6番でフリックして、ウイングが飛び出す。
クンデからラフィーニャへ。ラフィーニャは右ハーフスペース突破。
ラフィーニャサイドに2人釣れました、ゴール前にレヴァンドフスキとガビちゃんが入ります、チェックメイト!!
バルサ通りのスタイルです。ケシエの役目が重要ですね。ここでクッションになれるかが大切で、ここは上手く釣り出すことができました。これは相手がセビージャだからってのがあるかもしれないですけど
前回の記事です。セビージャに関してはここからで。
ユナイテッドはセビージャほど守備に緩さはないと思うのでここまで綺麗に釣り出されることはないんじゃないかと思うのですけど、このライン間で受ける6番をポイントにしたい。多分ケシエが本番でもスタメンじゃないかと思うんですけど、ガビちゃんでもそこは完璧にこなせるので特に思う点はないです。今はレヴァンドフスキが前線にいることでゼロトップではなく、ウイングがビルドアップの終着点。インテリオールのポジショニングは非常に重要です。
もう1つ見ます。ラフィーニャの3点目のシーンを通して見ます。
■ペドリを利用するビルドアップ
もう1人の核です。ここはライン間ではなく深い位置で。
これが全体の位置取り。ペドリからアラウホへ。
アラウホからクンデに出ます。
ハーフスペースにラフィーニャが受けられます。クンデ出します。
ラフィーニャに対してペドリがフレンキーへと指示。
ここでペドリは左をチェック。かなりスペース空いています。
大外アルバ、中にガビちゃんとレヴァンドフスキがいるので、ペドリは上がる必要がなく後方で行き詰まった時の迂回用として待機出来ます。まぁ、こんなスペースが広がっていればその必要はないと思うけど。
ペドリが後方待機。行き詰ったとしてもやり直せる。セビージャを押し込みまくっているのでここにスペースは必然的に生まれるんですけど、ここに待機できるかってのはかなり大切です。
はい、ペドリが拾ってまた組み立て直し。
アラウホからフレンキーへ。
フレンキー前向く、アルバが裏に抜ける、GO!!!
ペドリが軸ってわけではないんですけど、司令塔ってのはこういうことですよ、とはここで言いたいです。目立つ司令塔は悪い司令塔です。メインキャストはストライカーであって、パサーではない。だからペドリは自分の役割を分かっていますよね。潰されそうになったり、どん詰まりになることを回避したいがためのポジショニングを取ってる。
ユナイテッドを攻める上で一番厄介なのがカゼミーロです。
ずっとクラシコでバチバチやってたからそこらの知識よりもカゼミーロのヤバさは分かってるつもりです。カゼミーロを引っこ抜くのはいいけど、引っこ抜けたけどそこでカゼミーロに潰されて結果最悪に終わるケースなんて多々あります。そしてカゼミーロはそれをやっちゃいます。セビージャは中盤のフィルターがないので迂回しなくても押し込めましたがユナイテッドはそうはいかない。だからペドリが調子乗らずにちゃんとポジショニング取れていることはかなり大切なんです。
このエリアですね。カゼミーロの守備範囲が広いのは、バルサならば織り込み済みだと思うので、チャビはそれでも強引に押し込もうとするでしょうけど、だからこそペドリの立ち位置は重要になるわけです。
果たしてユナイテッドに勝てるのかどうか
ユナイテッドへの必勝法なんですが、全てはあらゆる面で上回れるかどうかです。「結局それ?」ですけど結局それなんです。バルサは横綱相撲サッカーなので、相手がユナイテッドだろうとセビージャだろうとレアルだろうとバイエルンだろうと変わらないです。ユナイテッドは絶対にバルサ対策はしてくるので、それを上回れるか。以上。おしまい。ガンバレバルサ!!さようなら!!
次回予告
ちょっ、ちょっと待てい! 急に出てきやがって、お前ナニモンや?リコ・ルイス!!
Thanks for watching!!